若人が 湖面を走る 風うけて。

松江一番のウォーキングコース・湖岸遊歩道を歩いていると、色々な

人との出会いや会話があって楽しい。

石段に腰掛けて一休み、ぼんやりと景色を眺めていると、対岸の水際

で若者がウインドサーフィンをしている様だ。

 

宍道湖は浅いためちょっと風が吹くとすぐ波立ち、湖低の砂を掻き上

げて濁る。

今日も風が出て湖面に少し濁りが出ているが、でもこんな日がウインド

サーフィンに絶好の日和のようで、何処からか若者達が集まって来る。

（平日なのに・・・）

ぼんやりと遠くの帆を眺めていると、 見る見る近づいて来てアッと言う

間に近くに着岸してしまった。

声を掛け話をしてていると、散歩中の人達が珍しそうに集まってきて、

いきなりの質問攻め。

「ウィンドサーフィン歴は三年程で、サーフィンから入り、身近なウィン

サーフィンに乗り変えたそうだ。　先程のスピードは60キロ近くはも出

ていただろうか？　このスポーツは日本に昭和48年頃入って来てオリ

ンピック種目になった事もある。　世界最高時速は約90キロで大西洋

横断の記録もある。」等と、若者は得意気に語り、少し休むとまた対岸

に向かって湖面を滑り去って行った。

若いと云う事は素晴らしいことだ！　（疲れを知らない）

息子夫婦が、ひと頃、夢中になっていたサーフィンの面白さが、若者

の話を聞いて、少し分かってきた様な気がする。

　　　　  ～今日も良い一日を～