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昔あった東京の人形を東京の土で、、、、

伝説の名舞台・宝塚歌劇「華麗なる千拍子」(昭和36年)

2011-03-10 11:56:01 | ああ懐かしき、、

P1010002 どちらかといえば歌舞伎党なので、歌舞伎や文楽の舞台は結構観てきていますが、宝塚歌劇にもちょっとミーハーレベルで関心があります。

昔NHKの舞台中継で時々放送していました。安奈淳さんの「ノバ・ボサノバ」の中継は観た記憶があります。実際の生の舞台を観たことがあるのはたった2回だけ。宝塚の大劇場で1回、東京宝塚劇場で1回だけです。

はじめて生で観た最初の印象というのは、結構クセがあるな、、という感じだったのですが、次第に体に浸透してくるような何かがあって気になる存在になりました。宝塚歌劇の歴史の本なども少しだけ読んでみたり、戦前の葦原邦子さん、エッチン・タッチン、草笛美子さんらの昔の歌曲の録音のCDを聴いたりもします。

さて、つい最近発見したのですが、YouTubeに戦後の伝説の名舞台「華麗なる千拍子」が流れているのです。この舞台は宝塚歌劇の歴史の中で、はじめて芸術祭の大賞を受賞されたという作品で金字塔だったそうです。当時の男役の大スターだった寿美花代さんが「パイナップルの女王」に扮して客席を魅了した、という話をほうぼうで読んでいました。まさか古い動画を今観られるとは、、、。

出演者は寿美花代さんをはじめ、明石照子さん、真帆志ぶきさん、那智わたるさん、内重のぼるさん、浜木綿子さん、加茂さくらさん、、、等々スターがたくさん。

当時の客席の様子も映っていますが、和服の方が多いですね。昭和36年といえば、私はまだ生まれていない時です。まだ町のあちらこちらにドブ板があり、トイレも完全に水洗になっていない頃ですね。三種の神器も高嶺の花だった時でしょう。しかし、この時代こそ、現在からみると神代のように感じられませんでしょうか?人々が希望を持って生きていた時代。みんなの憧れの大スターが綺羅星のように輝いていた時代、今では伝説のような存在の名舞台が繰り広げられていた時代なのでは(宝塚に限らず)、と思います。

この宝塚の古い動画、とてもゴージャスでボリュームいっぱいな感じがするのと同時に親しみの持てるエンターテイメントです。掛け合い漫才のようなユーモラスな場面もあります。名曲もたくさ出てきます。動画はpart1からpart3まであり、3つでおよそ40分弱です。ちなみに伝説の「パイナップルの女王」はpart2後半に出てきます。

お時間ありましたらどうぞ。

part1へリンクしておきます。→


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
記事とは関係ありませんが、地震のほうは大丈夫で... (都月満夫)
2011-03-12 16:23:51
こちらは、震度4でしたが、まったく被害はありません。
とり急ぎ連絡です。
したっけ。
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都月さま (いまどき)
2011-03-12 20:09:47
ご連絡ありがとうございます。
わが家もかなり強い揺れを感じました。古い家なので、とうとう来たな、、と言う感じでしたが、高いところのものがなだれ落ちて散乱しているのと、ガス洩れがあったくらいです。でも近所の家の中ではタイル貼りの家から剥がれて落下しているのも目にしました。それにしても、もっと深刻な被災地の方々のことを考えると何とも言えなくなります。ただご無事と暮らしの復旧をお祈りするばかりです。
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華麗なる千拍子 (ナダ)
2016-03-04 18:37:16
わたしは、リアルタイムで、東京で見ております。姉が宝塚ファンで、わたしと母は、延々と、音程を変えて繰り返されるシャンソン、おいらバガボン9247(バカボンではありません)に、目眩がするような疲れを感じ、永遠に終わらないのかと、くらくらしておりました。
ダイナミックな寿美はなよさんの、アミタイツ姿を記憶しています。
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華麗なる千拍子 (いまどき)
2016-03-05 12:09:22
ナダさま
ありがとうございます。
現在では動画はもう流れていないのですね。
いいときに観ることができてよかったです。
この舞台を実際ご覧になられたということはこう上なく贅沢な経験ですね。当時に比べればダンスの種類だのステップだの技術的にもっと進歩していることでしょうし、舞台美術なんかにもそういうことが言えるかもしれません。しかしこの動画にあふれるオーラというのかスターの発するビームみたいのがものすごく濃い感じで、技術以外のものですね。客席の雰囲気も面白く、この頃の有楽町とか銀座ってもっと大人びたところだったのだろうな、、とか想像してみたりします。ショーの中でウェストサイドストーリーの「トゥナイト」が唄われているのが不思議な感じですね。
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いまどきさま (ナダ)
2016-03-05 14:51:22
鋭いご指摘のとおり、濃さと熱気というか、熱狂というのが、許容範囲を超えておりました。また、当時は時間の流れがもっとゆっくりで、じっくり取り組み、みっちり見せるという計算抜きのサービス精神が、今よりもあったのではないかと思います。
とはいえ、わたしは弱冠9才でしたので、豚に真珠だったのですが、子供心に強烈なエネルギーを感じたのは確かなことです。
今度は、ねこさんのところなどにお邪魔させてください。
レスありがとうございました\(_ _)
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Unknown (いまどき)
2016-03-09 16:20:51
ナダさま
ありがとうございます。
スターが銀橋から客席に下りてきて、お客さんを楽しませるという場面がいくつか出てきますね。
突っ込まれるお客さんはもしかすると「さくら」なのかもしれませんが、周りのお客さんがもう大喜びという感じです。こういう演出は歌舞伎にも時々ありますし、加茂さくらさんの人食い族の娘が寿美さん明石さんを追いかけて袖に入るところなど狂言の「やるまいぞ、、」という終わり方と同じパターンで、昔の芸能のパターンを消化吸収しているんだろうな、とも思いました。
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