昨年末、郵便局のお歳暮を使ったらおまけでもらったカレンダーです。早速仕事場に掛けて表紙を剥がすと1月2月は懐かしい風景。
まだ20代だった頃勤めていた上野の不忍池の畔にある下町風俗資料館の玄関の絵です。
ただでも懐かしいですが、自分が実際に関わったものがふたつもばっちり写っているんです。
ひとつめは当然ポスト。当時はまだ郵政省だったように思いますが、手続きを踏め資料館の入口に資料として設置してもらえるということを知り、設置してもらっては、と言い出しっぺでした。当時は図でに円筒形のポストが東京の区部で現役で、とう風景は(あったのかもしれないけれど)滅多に観るものではなくなっていました。
設置してもらう上での条件のひとつに、あくまで資料としての設置であるということを明示するように指示あって木札を横に立てていたように憶えています。
投函口も塞いで中に入れられないよう工事されました。あれから既に20数年経って周囲にすっかり馴染んでいるような感じに見えます。
二つ目は画面中央に見える石臼。これは、赤羽駅西口の再開発の際取り壊しになった古い家並みの中にあったもの。住宅公団の方に頼んでいただいてトラックで運んできたものです。
当時は誰かに用を足されたりしてよく洗っていましたけれど、今はどうでしょうか。他の方にはどう見えるかわかりませんが、20数年経て、ここの入口の点景のひとつに馴染んでいるように見えます。昔の赤羽西口をまだ憶えている方、ここにお立ち寄りの際には、ちょっと観てやってくださいね。
飾りでは無く、実際に使用されているポスト探しです。
東京駅前の「KITTE(キッテ)」にさえ、現役の丸型ポストはありませんでした。
画像を拝見すると、とても懐かしく、オブジェとしても素敵ですね!