今月7日、山田堰へ立ち寄った後、小国町へ。(節目の誕生日に中村哲氏が亡くなり、お祝いどころではなかったが予約をしていたので)はげの湯温泉で一泊、翌日(8日)、涌蓋山へ登った。はげの湯近くの登山口からだと一時間半程で登れるショート(直登)コースである。紅葉も終わり、花のシーズンでもないので、登山者は少ないだろうと思っていたら、山頂は予想以上に賑わっていた。
涌蓋山は大分県玖珠郡九重町と熊本県阿蘇郡小国町の県境にあり、九重連山の西に位置する独立峰である。山容はなだらな円錐形をしており、その姿から大分県側では玖珠富士、熊本県側では小国富士と呼ばれている。民話によれば、涌蓋山の北にある万年山(標高1140m)が背比べで負け、腹を立ててこの山を跳ね飛ばしたところ、涌いたようにこの場所に山ができたので、涌蓋山と呼ばれるようになったとか。山頂からは360度の絶景が満喫できると言われているとおり、東に九重連山、南に阿蘇山を一望することができた。
前日(7日)は、玖珠町から霧氷に覆われた真っ白な九重連山が見えていたが、残念ながらこの日は朝から気温が上昇したため、すっかり溶けてしまっていた。涌蓋山ははじめてだったが、これから厳冬期、雪に覆われたくじゅうを眺めるのもよいかもしれない。
(掲載が遅くなりました)
撮影日:2019.12.8
涌蓋山山頂から見た九重連山 左に小さくポッコリ飛び出しているのが大船山、右に最高峰中岳 それにしても雪がない、、
阿蘇方面 目の前に阿蘇小国ウインドファーム 遠くに阿蘇中岳
はげの湯温泉郷 噴気の中を通って登山口へ
ここからスタート(牛の放牧道)
これから牧草地帯へ(今の時期、ススキに覆われて登山道がわかりにくいので要注意、尾根筋を歩いて)
プチ霜柱
牧草地帯を上り詰めたところ(眺望が良い)
ふたたび標識(山道かと思ったら)
林道へ出た
ここから直登(といっても大船山東尾根ほどではない)※写真は下山時に撮ったもの 登山時は車が何台か止まっていた(上の駐車場)
クマザサとクヌギの群生(風を避けるため低く横に伸びているのかな?)
クマザサも白く
徐々に高度を上げていくと安山岩の露頭が見えた 女岳かな
大パノラマ はげの湯・岳の湯温泉郷が小さく見える
山頂付近、うっすら霧氷
馬酔木にも
阿蘇山、噴火中
この冬、初エビの尻尾
涌蓋山山頂(国土地理院地図は標高1499.6m)
どうしてここに?
二等三角点(国土地理院の資料をみると1974年以降観測されている)建設省が懐かしい、、
ガス上昇中、、
八丁原地熱発電所の噴気 遠くに見えるのは祖母、傾山かな
下山、ふりかえって涌蓋山をみる
こちらは前日(7日)の九重連山(玖珠町より撮影)
期待していたけれど、、また来年