16日、久しぶりにくじゅうへ。今回は長者原から坊がつるまでを散策。この日は三連休の中日とあって、多くの登山者が入山していた。坊がつるは一面ススキに覆われ、すっかり秋の装いに。テントサイトでは色とりどりのテントが張られ、家族連れなどがくつろいでいた。気温は高めだったものの、風は心地よく、しばし至福の時を過ごした。(大船山登山は次回に)
雨が池あたりの登山道では、マツムシソウが旬を迎えていた。今年は9月に入っても気温が高かったせいか、夏の花も長めのよう。一方、ヤマラッキョはこれからが見頃、10月末頃まで楽しむことができる。坊がつるあたりの登山道では、アケボノソウの群生がそれは見事に咲いていた。繊細な絵模様はどこか上品で美しい。また、標高1100mあたり(長者原から20~30分のところ)では、アサギマダラが何匹も飛んでいた。一度にあれほどの数を見たのははじめて。来月あたりには、暖かな南西諸島へ向かうのだろう。ラッキーだった。
今年は多くの場所で災害が発生し、あちこちで山が崩れるなど被害が相次いだ。幸い、くじゅうでは台風被害もなく、いつもと変わらず花々を愛でることができた。このまま何事もなく、順調に気温が下がってくれれば、秋の紅葉も期待できるのでは。そう願いたい。
撮影日:2018.9.16
坊がつる、秋へと移ろう (終盤を迎えるオタカラコウ:キク科)
長者原から坊がつるへ
金色に輝く(タデ原)
笹に埋もれたサワギキョウ(タデ原)
長者原から30分ほどのところ
大きなアサギマダラを発見
ムシカリの実 まだ赤い(標高1200m付近)
登山道に寄り添うように(雨が池手前)
眼下に坊がつる 正面に大船山 すこ~し赤い?
坊がつる 秋の装い
色とりどり
夏から秋へ
見事なアケボノソウの群生
上品な絵模様
下山時、テントも増えて(上部登山道から)
ミヤマ、狂い咲き!(上写真を撮ったところで)
カヤの中にヤマラッキョ(雨が池)
ウラギンヒョウモン?(雨が池)
下山時、ふたたび出会う 夫婦かな?
~今回の登山で出会った花たち~
マツムシソウ(マツムシソウ科:雨が池)
アケボノソウ(リンドウ科:坊がつる)
イヨフウロ(フウロソウ科:坊がつる)
リンドウ(リンドウ科:坊がつる)
アキノキリンソウ(キク科:雨が池)
ママコナ(ゴマノハグサ科:雨が池)
ヒヨドリバナの蜜を吸う アサギマダラ(キク科:長者原登山口付近)
ギンリョウソウ この季節に珍しい (イチャクソウ科:長者原登山口付近)
ホオベニシロアシイグチ? 食べれるらしいけど、、(長者原登山口付近)
山アジサイ まだ咲いていた (ユキノシタ科:長者原登山口付近)
~おまけ~
赤トンボ、何してる?(長者原)