先月22日、台風のたまごが発生と書いたが、近畿地方にあれほど大きな被害を及ぼすことになるとは。台風21号が上陸した今月4日、ツイッター上では衝撃映像が続々、(不謹慎だが)さながらパニック映画のようだった。テレビでは被害状況を伝えていた。まさにその時、北海道で地震が発生した。地震の規模はM6.7、震源の深さは約40km。規模的には普通クラスだが被害が大きく見えるのは、斜面災害が多かったせいだと鹿児島大井村准教授。内閣府によると、9月12日現在、北海道胆振東部地震による死者は41人。台風21号による死者は11人、西日本を襲った7月豪雨の死者は221人。わずか2か月で273人もの尊い命が自然災害によって失われてしまった。
これほど災害が続くと、次に何が起こるのかと不安になる。そんな中、「現実味を帯びる高島福岡市長の“入閣” 」という記事を目にした。それによると、3選を果たした安倍首相は人心一新を図るため、高島市長をサプライズで入閣させるのだと。ポストは復興担当大臣。理由は情報発信力に定評があるから。冗談はやめてほしい。これまで8年の高島市政をふり返れば、自身に都合の良い情報は発信するが、都合の悪い情報(屋台問題など)はメディアに圧力をかけて潰す。国家戦略特区ばかり夢中で、市民生活には目もくれない。そのような人が、これほど災害が多い国で、被災地復興のリーダになるというのか。それこそ、悪夢だろう。
さて、福岡市長選(11月4日告示・18日投開票)まで2か月を切ったが、これまで一人も立候補者がいない異常な事態となっている。当の高島市長は未だに進退を明らかにしていない。それで、今週、福岡市議会の本会議で、川口議員が高島市長に進退について質問した。高島市長は来月の予算特別委員会が始まる頃に結論を出したいと答えた。これはつまり、(ほぼ確実と言われている)安倍首相の3選後、首相からのラブコールを待っているということかなのか。先送りの理由はそれしか見当たらないのだが。仮に悪夢が現実になったとして、市長はどうなるのか。共産党福岡市議団は対抗馬を出すようだが。果たして、、
《追記2018.9.15》
昨夜、地元メディア(RKB)で市長選についての報道があった。その中で、元国会議員(山崎拓など)から対抗馬を擁立すべきとの声が出ているらしく、元コメンテーターや女優の名前が取り沙汰されていると。元コメンテーターというのは、おそらく元厚生官僚の武内和久氏のことだろうが、女優とは誰だろう。もう芸能人は勘弁してほしいが。それにしても、高島市長の惚けたコメントは何、、
・【動画】福岡市長選まで2か月~出馬表明1人もなく(RKB News)
今月11日、福岡市議会本会議上で川口議員の質問に答える高島市長 総裁選の様子を見てから決める?(福岡市議会チャンネルより)
《関連記事》
・ 現実味を帯びる高島福岡市長の“入閣”|HUNTER|(2018.9.6)
・市長選まで3ヵ月 高島氏沈黙、続く「なぎ」 自民市議団に残るしこり(西日本新聞 2018.8.24)
《関連資料》