![]() | 反自殺クラブ―池袋ウエストゲートパーク5 (文春文庫 い 47-9)石田 衣良文藝春秋このアイテムの詳細を見る |
♪「反自殺クラブ・IWPGⅤ」石田医衣良著 文春文庫
池袋ウエストゲートパークの第5巻目。
このところ合唱団の定演に向けて、暗譜をするために通勤時間を含め空いている時間はiPodを聴き、楽譜とにらめっこだった。
だから読書感想文を書くのは、なんと2ヵ月半ぶり!
元々本好きのため、通勤では音楽を聴かないオヤジであったが、暗譜のためには仕方がない。
音楽も聴きたいけれど、基本的に読書と両立しないのは、ちょっと悲しい。
さて「反自殺クラブ」
8月ごろから読んでいたが、暗譜のために中断していた。
う~ん、2ヶ月以上間を空けて途中から読んでも、ぴんと来ない。
遡ってストーリーを追ってみたけれど、やっぱり興味も感激も半減だ。
主人公マコトは、なんだかんだ言ってやっぱりヒーローだ。
とても小さな果物屋の店番とは思えない。
チーマーのようなギャングボーイズも、本格的ヤクザもちゃんと仕切ってしまう。
そこにはもちろんリアリティーはないんだけど、もう少しマコトが人間的に悩んだり、苦しんだり、暴れたりしても良いと思う。
確かにその時々の世相を反映してマコトも縦横無尽に活躍するんだけれど、イマイチ現実感がないなぁ。
だから読んでいて深刻にならず他人事のごとく高みの見物みたいな感覚になってしまうんだね。
まぁ、これはこれで宜しいのでしょうかねぇ。