呑む気オヤジ/病窓より望む蔵王連峰便り

訳アリで山暮らしから都会に戻ったオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

男声合唱団「お江戸コラリアーず第9回定期演奏会」~感動!そのあと、ともしび、これまた感動!

2010-08-17 | コンサート・LIVE・演劇などの話
男声合唱団お江戸コラリアーずの定演を聴きに行った。
う~ん、あまりにスゴ過ぎ!
ただ綺麗にハモる上手な合唱というのとも違う。
何なんだ、このエネルギー、アグレッシブさ、明るさ、そして楽しさ!!
素人の僕が言うのもなんだけど、ある意味プロよりも凄いと思う。とてもプロには出来ないアマチュアならではの遠慮のなさ、思いっきりの良さがある様に思う。
こりゃ凄いや、まさにぐうの音も出ず、ただただ感心してぶっ飛びました…。

と言うだけでは、なんのご紹介にもならないので、もう少しは具体的に。

☆お江戸コラリアーず・第9回定期演奏会

日 時:8月8月(日) 午後2時開演
場 所:杉並公会堂
指 揮:山脇卓也、村田雅之
曲 目:Ave Maria WAB86、男声合唱とピアノのための「くちびるに歌を」、男声合唱組曲「御誦(オラショ)」他

声に艶があってパートごとに均一化しており、ハーモニーがピッタリ決まっているのは、もう当たり前の序の口という感じだ。1曲ごとの曲の表情や感情を一人ひとりがしっかりと理解して、自分のものにして歌っているという感じが伝わってくる。
日本語や英語、ドイツ語の曲だけでなく、エストニア、ラトビア、インド、ナイジェリアなどの「祈り」の曲も入っており(歌詞はどこの言葉か良く分からなかった)、それを大方のメンバーが暗譜している。
第4ステージの「御誦」(大島ミチル作曲)は圧巻だった。
隠れキリシタンの中で、迫害と弾圧に耐えて独特の発展を遂げた日本キリスト教。信者たちが唱えた独自の「祈り」を合唱曲で表現する。
単なる身振り手振りを超えた、まるでオペラのように演じて歌うステージは、とてもアマチュアの演奏会とは思えないど迫力だった。
何度も繰り返すが、凄いなぁ~~~!
約80名のメンバーのうち、10代~30代でほぼ90%、40代がいなくて、50~60代が6~7人という構成らしい。30代まではまだしも、50~60代で良くあの曲と振付に付いていけるなぁ~、大したものだ。
プロのソリストや打楽器奏者、ピアニストが参加している。それに「御誦」のステージの照明もプロが演出した。
「くちびるに歌を」の作曲者信長貴富氏も会場にいらしていた。
なにもかもが超アマチュアの合唱団だ。
我が団長(合唱歴50年?)のつぶやきがすべて。
「随分長くアマチュアの合唱を聴いた来たけど、こんなに凄いのは初めてだなぁ」

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演奏会後、会場で一緒になった知り合いの他の合唱団メンバーと一緒に反省会(なんの?)。
度肝を抜かれた演奏を聴いた後なので、多少のお酒では興奮が冷めやらぬ。我が団のOさんが「帰り道だから、新宿の『ともしび』に寄ろうよ」
ともしびとは、歌声酒場です。僕は30年以上前に、仙台で「歌声喫茶」に一度行ったことがある。話には聞いていたが、まぁ一度行ってみるのもよいでしょう。

おぉ~、これまた「お江コラ」とは全く次元の違う(高い低いの別ではありません)感動に包まれた。
老若男女(圧倒的に老が多い)が、一生懸命歌集を見ながら「昭和歌謡」を歌っている。みんなで大きな声で、中には好きな人は前に出て先生(?)と一緒に声を合わせる。
へぇ~凄いなぁ、これまた「歌の世界」だなぁ。
歌の楽しみ方は、人それぞれ千差万別。ジャンルだって千差万別。いろいろあっていいじゃないか!
良い意味で、様々なジャンルの音楽三昧の一日でありました。




コメント
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