ふろしき王子のブログ◎
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庭の田んぼも澄みきって、はれてメダカ・小エビ・お玉杓子が
およいでいます。
たにしもいます。

稲は湿地でも、またはある程度乾燥を防げれば育つけれど
水田というアイデアはかしこいと思う。

森のミネラルの解けた川の水が注がれるし、
生物の居場所となって、稲の体をつくる窒素分となる
糞も自然に供給される。
でも水の流れがあるから肥料過多になりにくい。
風で土が吹き飛ばされない。
ダムの役割となって洪水防止に役立つ。
じんわりしみて、地下水をつくる。

先日、小学生対象に藍染教室をしましたが
水道水にも含まれる塩素(次亜塩素酸ナトリウム)は
漂白作用もあるため、染めものには浄水器を通した水を使います。
持参のものには、赤さびをとる糸巻きの白いフィルタと、塩素をとる
炭のフィルタが前処理として付いていますが、
会場は古い建物に年代もののタンクで、
バケツ数杯の水を汲んだだけで
白いフィルタが錆で真っ赤になってしまった。

ここの蛇口の水をそのまま飲んでは体によくなさそうなので
スタッフの方に伝えると、やはりご存知のようで
浄水器を付けて使っているとのこと。

しかしおそらくあっという間に詰まりそうにも感じる。
本当は、タンク内を掃除したり、建物の水道管を鉛や鉄から
現在一般的な塩化ビニルの管に変えないと、
子どもたちは普通に他の各蛇口からも飲んでしまうと思われる。


田んぼにもどりますが、雨の酸性の中和や水のPH調整のために
卵の殻が沈めてあります。
重曹や石灰のようにいっきに溶けることなく
酸性に傾いたときに溶けるのでちょうどよい。
タニシも殻を食べるので、カルシウム不足で仲間の
貝殻をなめ溶かさなくて済む。

小石も多少入っているので水が腐りにくくなっています。

生長したおたまじゃくしや溺れた虫がつかまるように、
枝を組んだいかだが斜めに立て掛けてあります。
小エビも休憩するし、下は日蔭の隠れ場になる。

田んぼは小さい庭の南東の角に置いていますが
上に椿と百日紅の枝葉がひろがり
それほど日当たりがよくないので
光合成不足でおとなしい稲になるかもしれません。

椿は常緑だから目隠しにはなるけど
南東に植えるのは冬も日蔭になるので
あまりふさわしくないと思う。
低くして生垣ならよいけど。

借り家だけど、少し剪定してひかりを取り入れたい。
日当たりのよいほうがチャドクガは抑制できる。
光合成でつくられるブドウ糖よりも、葉をつくる窒素分が多いと
日当たりの乏しい(光合成が低効率)の葉は
毒蛾の幼虫に食べられる。
樹にとって不必要な葉を食べて土に還すのも虫の役割。

毛虫の毒針も、触れる人によって平氣だったり
激烈に腫れ上がったりする。汗かき体質の方はやられやすい。
日焼けに弱くて赤くなる人は毒針にも弱いので注意。

いずれにしても、めくるめく自然と人との営み・関係性の業。
雨降って、かたつむりは壁を這い登りつづけている。

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