ふろしき王子のブログ◎
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久しぶりの更新となり、日々訪れてくださる方申し訳ありません。

ようやく、新居にも徐々に馴染んできている情況です。

旧宅より運びし土によるプラ舟の田んぼも準備中。
土に水を混ぜると泡が立つので、その泡を取り除いてから
水の澄むまで待ち、稲の苗を植えます。

本当は、田植えせずにモミのまま播くほうがよく育ちそう。
種は蒔かれた場所での生長計画を立てるだろうし、
苗床から苗を取るときに、根っこが多少外れてしまう。

稲を植えて少し落ち着いたら、メダカと小えびを入れますが、
今年も息子が近所の田んぼで捕らえたアマガエルのおたまじゃくしが
既にいるので、彼/女らも仲間に加わります。

うちのメダカは育ちがはやく、この春の稚魚が既に大人に近い
大きさとなっていますが、これは風呂の残り湯を日々注いでいるので
人のアカなど窒素分があって、それとお日さまで藻が湧いて、
藻を食べるミジンコが沢山発生しているから餌が豊富なためでしょう。
人の暮らしが生態系の中の食物連鎖に調和し、家庭排水によって
川が汚染されるという現状の改善に少しでも貢献できていればさいわい。

人が生きる限り自然は破壊され生物は苦難をこうむる、と決まってるわけでは全然なく、
たとえば田んぼが多くの生き物の居場所となってきたように
人の営みが織りなす、人の自然というものがある。

雨の静かな昨日の朝、裏庭の野菜くず投げ場の目隠しのヨシズには
かたちむりが這い登ってた。



野菜くずは、軽く土をかぶせたほうが微生物による分解で肥料になりやすいが
あえてそのまま置いておくと、ダンゴ虫やなめくじが直接食べることで
それをまた食するカエルやトカゲも訪れ、庭に生き物がふえやすくなる。

この日記、こういう話題ばかりで、風呂敷の件が少ないのですが
元々ふろしきをはじめたのも、使い捨てのごみを減らしたいという
環境への思いで、その源は、山奥で虫探しではなく 身近な家の周りに
豊かな動植物の生態系が共にあればという願いからでした。

土曜日は日野市の中学校の保護者と若干の子どもたち対象に風呂敷の結び方お稽古、
日曜日は同市の子どもたちに小風呂敷(バンダナ)の藍染と結び方の稽古を
させていただきました。

現在、絶賛「ふろしき一枚運動」展開中。ひとり地味に坦々と。

これは、使わんでもよいですから、いつものカバンに
風呂敷を一枚、たたんで忍ばせておこうというものです。
薄くて軽い非常用アイテムともなり、必要になったとき、いざというときに
その場で工夫したり、ただの弁当包みだけでも何かと運搬・収納等々
役立つものです。
みんなが持っていれば、助け合ったり教えあったりもできる。

家のタンスに風呂敷が眠りつづけている方やバンダナをお持ちの方は
ぜひ今すぐでも、引っ張ってきてカバンに携帯しておきましょう。
ふろしきは、斜めに折りたためば(三角に折ってから、上の角からパタパタと折りこむ)
ロープ代わりにも化けます。左右に角があって手ぬぐいよりもつなぎやすく、
また、バイアスで伸縮性があるので使いやすい。
ひらいてほどけてきてしまう場合は、一度、中でひとつ結びしておけば大丈夫。

そんなこんなで、引っ越しても変わらずに庭のいのちを観察したり
風呂敷を結んだりしておりますが、これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

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