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今朝、幼稚園に送る前に息子と草摘みに。
すると川の方から「ケーケー!ッ」と声。もしや?

やはり川岸に居ました。雄キジ。

僕らのよき草摘み処はキジにも歩きやすくて選ばれた。
写真撮りたかったが、氣付かれスタコラ逃げられた。



キジは非常に俊脚で、飛ぶ以前に駆けて去る。
近くにパートナーの雌がいることも多いが、並ばず
逆方向に散り、目立つ雄が敵を惹きつける。

隠れたり、巣づくりは藪や草茂る中だけど、
産卵に向けた栄養補給やヒナの成長の虫捕りは、
開らけた草地や河原が都合よい。

雄は雌を護り、雌は巣を死守する。

国鳥なるキジの住みよき環境をいつまでも願うが、
河川敷や鉄道沿いの土手は、いきものの棲み家とともに
安全に移動できる道でもある。

そんなライフラインとともに、一本の樹や放置原っぱ、
手入れすぎてない誰かの庭などが、些細なようでも
いのちの場となっている。

僕は、先に場ありきの考えなので、荷物を置く
台や机の存在が重要であるし、
風呂敷もまた器であり中身にとっての場だから、
変幻自在のすてきな風呂敷には、自ずと魅力的な中身が
惹きつけ合うものと思っている。

人もナマ物で、いきものによい環境は人にも佳くて当然。
だけど、何もかもどこかから買って、身近な産生と分離している
現代人間スタイルじゃ、キジと運命共同であることを実感しづらいでしょう。



人は決して生態系の邪魔者たる宿命にあらず、
人手の関与によりむしろ豊かになる、人の自然もある。
川でおしっこをしてたら、河口ではどっさりと貝が湧く摂理。

尿が直接貝まで届くような環境は死んでいるが、
本来ならば川の微生物が尿を分解し、それを植物や藻やプランクトンが食べて
殖えることで、貝の餌や産卵場所が整って共存繁栄につながる。

川が、流された尿を生かせる場になっているかにかかってる。

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