中日新聞 2013年1月14日
アイヌ民族が衣服などに施した「アイヌ文様」の刺しゅうを体験する講座が十三日、松阪市小野江町の松浦武四郎記念館で開かれた。
アイヌ民族が代々受け継ぐ文化と技術を知ってもらうため財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構(東京都)が企画し、市内外から五十人が参加。講師は首都圏で暮らすアイヌ民族の団体「関東ウタリ会」事務局長の八幡智子さん(60)が務めた。
参加者は、藍色の松阪木綿のランチョンマットに、とげのある植物をイメージした文様を裁縫用鉛筆で下書き。線に沿って綿の刺しゅう糸を通し、文様を浮かび上がらせた。
松阪市出身で北海道の名付け親とされる幕末の探検家・松浦武四郎(一八一八~八八年)は五九年、蝦夷(えぞ)地の六回に及ぶ調査の成果を「蝦夷漫画」として出版。アイヌ民族の少女が七、八歳になると砂浜でアイヌ文様を練習する風習を紹介している。
松阪市の主婦粉川美代子さん(59)は「独特だと言われるアイヌ文化の面白さを実感できた」と話した。 (戸川祐馬)
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20130114/CK2013011402000016.html
アイヌ民族が衣服などに施した「アイヌ文様」の刺しゅうを体験する講座が十三日、松阪市小野江町の松浦武四郎記念館で開かれた。
アイヌ民族が代々受け継ぐ文化と技術を知ってもらうため財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構(東京都)が企画し、市内外から五十人が参加。講師は首都圏で暮らすアイヌ民族の団体「関東ウタリ会」事務局長の八幡智子さん(60)が務めた。
参加者は、藍色の松阪木綿のランチョンマットに、とげのある植物をイメージした文様を裁縫用鉛筆で下書き。線に沿って綿の刺しゅう糸を通し、文様を浮かび上がらせた。
松阪市出身で北海道の名付け親とされる幕末の探検家・松浦武四郎(一八一八~八八年)は五九年、蝦夷(えぞ)地の六回に及ぶ調査の成果を「蝦夷漫画」として出版。アイヌ民族の少女が七、八歳になると砂浜でアイヌ文様を練習する風習を紹介している。
松阪市の主婦粉川美代子さん(59)は「独特だと言われるアイヌ文化の面白さを実感できた」と話した。 (戸川祐馬)
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20130114/CK2013011402000016.html