(北海道新聞 01/21 16:00)
【帯広】アイヌ民族の動物観について学ぶ講座が19日、帯広百年記念館で開かれ、市民ら約50人が参加した。
昨年に続き2回目。同館の内田祐一副館長が講師となり、動物を「生物」と「神(カムイ)」の二つの価値観で見ていたアイヌ民族の動物観を紹介した。
内田さんによると、アイヌ民族は、エゾオオカミをシカの肉を分けてくれる神と考えて狩猟対象にはせず、飼育して猟に使った。
また、「霊送り儀式」では、飼っていた子グマに行う「イオマンテ」のほか、山中の猟で捕獲した成獣に行う「オプニレ」もあり、内田さんは実際に現地調査した儀式場所の写真なども交えて解説した。来場者はメモを取るなど、興味深そうに聞き入った。(岡高史)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki3/435427.html
【帯広】アイヌ民族の動物観について学ぶ講座が19日、帯広百年記念館で開かれ、市民ら約50人が参加した。
昨年に続き2回目。同館の内田祐一副館長が講師となり、動物を「生物」と「神(カムイ)」の二つの価値観で見ていたアイヌ民族の動物観を紹介した。
内田さんによると、アイヌ民族は、エゾオオカミをシカの肉を分けてくれる神と考えて狩猟対象にはせず、飼育して猟に使った。
また、「霊送り儀式」では、飼っていた子グマに行う「イオマンテ」のほか、山中の猟で捕獲した成獣に行う「オプニレ」もあり、内田さんは実際に現地調査した儀式場所の写真なども交えて解説した。来場者はメモを取るなど、興味深そうに聞き入った。(岡高史)
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