北海道新聞2024年12月2日 18:52(12月2日 19:10更新)
【平取】サケの生態に詳しい北海道大学北極域研究センターの帰山雅秀名誉教授による講義「サケ学 超入門Ⅱ」が町内のイオル文化交流センターで開かれ、オンライン試聴と合わせて町民ら約80人が参加した。
アイヌ文化を学ぶ町主催の「シシリムカ文化大学講座」の一環として、11月21日に行われた。
帰山さんは日本近海で近年不漁が続くサケについて、地球温暖化による海水温の上昇が一因となっていると指摘。「サケの幼魚が育つ三陸沿岸の水温が高くなるにつれて滞在期間が少なくなり、十分に育たないまま沖合に出て生残率が低下しているとみて、ほぼ間違いないと思っている」と述べた。
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※「シシリムカ」の「リ」は小さい字。