ダイヤモンド 2025.3.3 8:00
松本俊彦:国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部部長
「仕事終わりにビールを飲めるから、つらい仕事も頑張れる」と考える勤め人は多いだろう。かくも人間は何かに「依存」して生きている。脳の報酬系はこうした快感の刺激を受け、本人の意志とは関係なく反復する癖がつき、やがて「依存症」を招く。では、なぜ快感にほど遠い自傷行為が習慣化することがあるのか?本稿は横道 誠、松本俊彦共著『酒をやめられない文学研究者とタバコをやめられない精神科医が本気で語り明かした依存症の話』(太田出版)のうち、精神科医である松本俊彦の執筆パートの一部を抜粋・編集したものです。
このご褒美があるから頑張れる!
「依存」と「依存症」の違い
依存症とはどんな病気でしょうか?
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