7月18日のWhat'sNewによりますと、SAMによる大気分析の結果がthe journal Science の7月19日号に発表されたそうです。
題名は、「Isotope Ratios of H, C, and O in CO2 and H2O of the Martian Atmosphere」です。
大気中の水のD/H と18O/16Oの同位体比そして、炭酸ガス中の 13C/12C, 18O/16O, 17O/16O, 13C18O/12C16O の同位体比が測定されました。
その結果、地球で採取された火星由来の隕石中のガスの分析結果との整合性から、現在の大気中のCO2とH2Oの濃度が約40億年前にほぼ安定したと考えられるが、現在も大気の散逸が進行中であるかも知れないことが示唆されました。
詳しくは、原文を見ないと分かりませんが、残念ながら事務局は、the journal Scienceを見ることが出来ません。
でも、今後は、今年11月に打上予定のMavenによる上層大気の測定が予定されています。
Curiosityが測定した地表面での大気分析とMavenが測定する上層大気分析とどう違いが有るのか?期待が高まりますね。