Emillyさんが火星ローバーのデッキのダスト汚れについて面白い情報を紹介してます。
Emillyさんのブログでは、写真がスライド式に加工されていますので、必見です。
下図は、Curiosityのデッキ上のダストの状態です。
「Sol84(2012年10月31日)にRocknestで撮影されたもの」と「Sol613(2014年4月27日)に the Kimberleyで撮影されたもの」です。
約1年半でのダストとしては、どうなんでしょうか?
今までの報告では、ダストデビルも確認してませんし、大きな砂嵐などにも遭遇していないようですが・・・
*2012年8月22日の当ブログ「BOOMは?」で「REMSのBoom1かBoom2のどちらかが何らかの原因によって故障しているとのことで風向/風速のデーターは、今回発表されませんでした。」と報告しましたが、未だ風向/風速のデーターは、確認できていません。
「REMS」 の機能を確認すると、「風速/風向、気圧、相対湿度、気温、地熱および紫外線」が測定できることになっていますが、Curiosityの「Rover environmental monitoring station」で確認しても「風向/風速、相対湿度」が測定されていません。
しかしながら、2012年11月16日の当ブログ「REMSとRADの競演=気圧と放射線の関係」 によれば、BOOMは、無事に動いているようなんです。
まあ、Curiosityは太陽パネルではないし、デッキ上のダストも多くないので当面ダストが問題になることはないでしょう。
下図は、Opportunityのデッキ上のダストの状態です。
「Sol3538(2014年1月6日)撮影されたもの」と「Sol3611(2014年3月22日)撮影されたもの」です。
溜まったダストが風によって吹き払われたのです。
Opportunityは、名前の通り常に機会に恵まれて、運が強いようですね。