「Curiosityは、以下の火星探査の目標達成に貢献することを目標としています。」
1.火星に過って生命が誕生したか?
2.火星の気候の調査
3.火星の地質学的調査
4.有人探査のための準備
「その目標のためにGaleクレーターで下記の調査を実施します。」
*()内は、対応機器です。
1.生物学的調査(ChemCam、ChemMin、SAM、DAN)
(1)有機炭素合成物の種類とリストを作成します。
(2)生命の化学的構築物のリストを作成します。(炭素、水素、窒素、酸素、燐、硫黄)
(3)生物学的過程の影響の結果かもしれない特徴を確認します。
2.地質学的および地質化学的調査(ChemCam、APXS、MAHLI、ChemMin)
(1)火星の表面および地表近くの地質学的物質の化学的、同位体的及び鉱物学的構成を調査します。
(2)岩と土を形成し変化させたプロセスを解明します。
3.惑星進化の解明(SAM、DAN、REMS)
(1)長い時間スケール(つまり40億年)での大気の進化プロセスを解明します。
(2)水と二酸化炭素の現状、分布および循環を解明します。
4.地表面の放射線測定(RAD)
(1)銀河宇宙放射線、太陽の陽子事象および二次中性子を含む表面の放射線の広域スペクトルを測定します。
上記以外では、Curiosityが無事着陸することが有人火星探査への大きな貢献となるでしょうね。
「費用」
Cost: $2.5 billion, including $1.8 billlion
for spacecraft development and science investigations and additional amounts for launch and operations.
「当初計画の活動期間」
1火星年(687日:98週)
ただし、Curiosityは原子力電池を使用しているので14年間稼動可能とも言われています。
Curiosityは、高さ65cm程度の障害物を乗り越えることが出来ます。
そして、火星で1日に200m走行することが可能です。