あらら!"Rocknest" の中の波状の部分を踏み付けましたね。
Sol57の出来事です。
サンプルを掬う前にどんな状態かを確認したそうです。ホイールの幅は、約40cmです。
次は、スクープによるサンプル採取の練習です。
サンプルを2度掬いますが、それはサンプルの通路や処理をする内部を洗う為です。
なぜなら、地球からの物質が付いているかもしれないので、すすぎを行うということで、確実に火星のサンプルのみを分析機器に供給する為です。
このことは、地球化学の研究所分析としての一般的やり方と同様で、品質保証の目的にかなうやり方です。
3番めのサンプルは、Curiosityのマスト上に取り付けられたカメラによる検査用の観察トレーに置かれるでしょう。
(Observation Trayは、こちらの画像でデッキ上を見てください。)
その後、3番目のサンプルの一部は、CheMinに送られる予定です。
4番めから、サンプルはCheMinとSAMへ送られ分析されます。
"Rocknest"の広さは、約2.5m × 5mです。サンプルを掬う為の十分な広さがあります。このテストに数週間かかるとのことです。
結構、時間かける感じですが、何かを発見する期待があるのでしょうか?
でも、そのエリアは、近くにいろいろな岩があり、数週間の間、Curiosityの機器に調査目標を提供しますので無駄ではないですね。
スクープは、長さ、7cm、幅4.5cmで、3.5cmの深さまでサンプリングすることができます。
それは、CHIMRAの一部です。CHIMRAは、さらにスクープ、あるいはドリルによって集められたサンプルを選別し、篩にかけて、分配するための一連の容器および迷路のような通路を含んでいます。
下図がその概要です。
Sol58には、早速サンプル採取の練習をしました。
Sol58のその他の画像の一部を下記に、詳しくはこちらで
MAHLIによる画像です。(現時点で詳細な情報なし)
下図は、Sol52の時点で見た"Rocknest"です。
右のMastcamによる画像です。少し傾いていますので、何かが流れた跡のようにも見えますが・・・
Sol56で総移動距離が484mとなり、下図の位置にいるわけです。
(Sol55で総移動距離480mで、Sol56で6m移動したのに、なぜか?細かいことは気にしない・・・)
白い線が移動実績で、緑色は、これからのGlenelgを目指すルートです。
遅ればせながら、Sol55でのGlenelgを望むパノラマ写真です。(NavCamによるものです。)