MAHLI(Mars Hand Lens Imager)は、地質学者が首から提げて携帯する虫眼鏡と同様の働きをするカラーカメラです。
ロボットアームの先端に取り付けられており、調べたい岩石等の近接写真を撮ることが出来ます。
MAHLIは、市販のディジタル・カメラと同等の色品質を備えた1600×1200ピクセルの画像を撮ることが出来ます。
MAHLIは、地球上の科学者に火星の岩、やダストなどの表面層に見られる鉱物、肌理および構造の画像を提供します。
自動焦点で、人の毛髪より細かい12.5マイクロメートル程度の微小なものまで綺麗にカラー画像とするでしょう。
MAHLIは、ライトを持っていて昼夜を問わず撮影が出来ます。
また、紫外線の光源を持っていますので、紫外線によって蛍光を発する炭酸塩と蒸発残留鉱物のようなものを検知することが出来ます。
炭酸塩と蒸発残留鉱物は、どちらも火星地表上で水が関与したことを示すものです。
まさに一目瞭然ということになりますね。