一昨日(24日)のブログ「生前予約が舞い込んだSPユニット」は「アクセス」が多くて久しぶりの快ヒットとなった。
ブログを15年以上続けているとマンネリ化が避けられないので、手を変え品を変えあれこれ目先を変えているが、自分の頭の訓練が一番の目的なので読者の「受け」なんて「二の次」にしても、それでもやはりいいことには違いない(笑)。
そこで調子に乗ってこの話題を引き継ぐとしよう。
実は、SPユニット「AXIOM80」のほかにも予約が舞い込んだ機器が二つある。
ある熱烈なジャズ愛好家の方から申し込みを受けたのがJBLの「075」ツィーターとグッドマンの「トライアクショム」だ。
さすがに「オーディオの大家」だけあって目の付け所が鋭い!(笑)
両者ともまず「オークション」では滅多に見かけることがない機器である。
まず「075」ツィーターから紹介しよう。
本体の中身はありふれた「075」(8Ω)だが、包み込む形での金属のホーンが凝っていて、ステンレスの削り出しなので重量がメチャ重い。
何しろ手間がかかっているしお値段も高かった。
「AXIOM80」(オリジナル)相当額だったが、そんなことはどうでもいいが(笑)、音がとにかく素晴らしい。
「075」特有の粗けずりの響きが、まるで借りてきた猫のようにおとなしくなって、浸透力のある上品な高音へ豹変する。
「シンバル」を聴くにはもってこいのツィーターである。
使い出してから20年ぐらいなるだろうか。
当時お付き合いのあったオーディオ愛好家から「能率が110dbと高いので低出力の真空管アンプでもカバーできるし、とても使いやすいツィーターですよ。」とのことだったが、そのとおりだった。
「ツィーター」には随分凝った時期があって、いつぞやのブログで紹介したとおりいろいろ買いそろえた。
低音対策ほどには大がかりにはならないし、お金がかからないので助かる(笑)。
ちなみに、本格的に家庭で音楽を楽しもうと思ったら低音域から高音域まで一切手を抜けないわけだが、分かりやすいように「音響」を「色彩」にたとえてみよう。
音響の場合、低音域は波長(波の高点と高点との距離)が長く、一方、高音域は波長が短いのは周知のとおりだが、色彩だって「可視光線」のもとで波長の概念を当てはめてみると、長い順に<赤~オレンジ~緑~青~紫>の順番になる。
ちなみに赤外線は波長が長すぎて、そして紫外線は波長が短すぎて目には見えない。
そういうわけで、こじつけると低音域は赤色のイメージとなり、中音域は緑色、高音域は紫色のイメージとなる。
「低音域 → 赤色・オレンジ色 → 暖かい」 VS 「中高音域 → 青色や紫色 → クール」という印象を受けるし、オーディオも低音域が豊かだと暖かい気分になり、高音域が優った音はクールな気分になるのもそれだ。中音域が張り出すと緑色に該当するので何となく安心感がある。
そして自分はといえば「クール志向」なので、とにもかくにも高音域がすっきり伸びてくれないと音楽を聴けない性分だ。もちろん低音も大事だけど高音ほどではない積り~。
最後に、所望があった残るもう一つの機器「トライアクショム」については長くなるので稿を改めるとしよう。
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