「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

音楽が脳にもたらす驚異的な効果

2025年02月26日 | 音楽談義

その昔、キャンディーズという女の子3人のグループがいました。



「春一番」というヒット曲があり、歌詞の中で「もうすぐ春(は~る)ですね ちょっと気取ってみませんか」

今朝の起床時の室内は24℃、いつもは20℃前後です。今日から週末にかけて暖かくなるそうです。いよいよ待望の春がやってきました、ちょっと気取ってみましょうよ(笑)。

さて、人間はどうやら己(おのれ)にとって都合の良い情報だけ切り取る傾向にあるらしいです。もちろんブログ主もその例に漏れません(笑)。


            


東北大学の教授が書かれた「生涯健康脳」は、「生涯にわたって脳を健康に保つ」ためのノウハウを分かりやすく説いた本でした。

この種の書籍は巷に氾濫しているので、ワン オブ ゼムのつもりで読んでみましたが、さして目新しいことはなかったものの、それでも気になる事柄があったので列挙しておきましょう。


☆ 脳の最高の栄養素は知的好奇心


脳の健康維持のために欠かせないのが毎日の30分以上の有酸素運動とともに、知的好奇心が挙げられています。

たとえば探究心、冒険心、追求心などワクワク、ドキドキが脳の中の神経伝達物質であるドーパミンを活性化させて脳全体をとても元気にするそうです。

したがって知的好奇心を大いに刺激する趣味を持つことは脳にとって素晴らしい効果をもたらすというわけで、筆者なんか暇さえあればオーディオを弄りまくりながら冒険心に火を点けてワクワクしています。

しかし、オーディオが知的かどうかは論議を呼ぶところでしょうね、中には自分のような「お〇〇」さんもいるようだし~(笑)。


☆ 音楽は脳の報酬系を刺激する


以下、引用。

「音楽を聴くととても良い気持ちになります。ここでもまた脳の中では凄いことが起きているのです。脳はご褒美をもらったような状態になっているのです。音楽を聴くと脳の<報酬系>と呼ばれる領域が活発になることがカナダの大学の研究で分かっています。


報酬系というのは詳しくお話しすると、欲求が満たされたときに心地よいという感覚を与える神経伝達物質を放出する神経系のことです。

会社で給料が上がるなどの良いニュースを聞くととても良い気持ちになってヤル気が出たりしますが、欲求が満たされると予測することでも脳は活性化するのです。


報酬系の領域が活性化されると、灰白質の体積が増えるという報告もあります。よく褒めて伸ばすという事例がありますが、まさにそれに当たります。

つまり、音楽を聴くと欲求が満たされたり、褒められたりしたときと同じような心地よい気持ちに自然となるのです。

また音楽を聴くと一部の領域だけでなく多くの領域の働きが活発になることが分かっています。音楽を聴くだけでも脳にとっても良いのです。

したがって、脳にとって音楽は<百利あって一害なし>なのです。」


とまあ、そういうわけで日頃から音楽を聴くことは認知症予防のためにとってもいいことが分かりました。

したがって、これからも「音楽&オーディオ」をひときわ熱心に続けていこうと固く心に誓った次第です(笑)。

折りしも先日の「サイエンスZERO」(NHK Eテレ23:30~)では「音楽が脳にもたらすうれしい効果」を放映していました。

アメリカの上院議員(女性)が演説中に拳銃で脳を狙撃され幸い命はとりとめたものの失語症になってしまったが、音楽療法で発声方法を試みたところ劇的に回復した実例が紹介されていた。

音楽式の発声療法によって「右脳」(音楽などを司る脳)と「左脳」(論理的な脳)との連携がうまくいったからだそうだ。

またハードロック好き、クラシック好き、ジャズ好きの3人の治験者を例に5曲を聴かせてそのうち部分的に脳が好反応を示した小節をもとに「AI」で好きな音楽を創造して聴かせたところ「好きな音楽」が必ずしも「脳が心地よいと感じる音楽」と一致しないことが判明しました。

この興味深い事実から音楽愛好家は「好きな音楽」に限らずあらゆるジャンルに亘って幅広く聴くことが脳のためにいいことが導き出されます。

ブログ主はいつもクラシックを中心にジャズ、ポピュラー、歌謡曲などジャンルを問わない聴き方をしていますが非常に理に適っていたことになりますね。

たとえば、歌謡曲では「セシル」「な
ごり雪」「異邦人」「また君に恋してる」「白い色は恋人の色」ほかにも島田祐子さんが歌う「芭蕉布」「花の街」・・、いかにも古いですねえ(笑)。「You Tube」の恩恵をたっぷりと受け取っています!

以上ですが、まあ自分の都合のいい情報だけを切り取ったことは争えないので、あまり信用してもらえないかもしれないと危惧しています(笑)。



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