「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

「一陣の涼風がすっと吹き抜けていく」ようなスピーカー

2025年02月27日 | オーディオ談義

相変わらず、ああでもないこうでもないと楽しんでいる我が家のオーディオ。

たとえば、この1週間でも・・、

  

左側から右側へと、およそ2~3日おきに変遷しています。それぞれ自己採点で行くと、80点、83点、85点といったところですかね~。

悪くはないんだけど・・、今一つ喰い足りないといったところ。

ちなみに、我が家の合格点は比較的高くて90点に設定しています(笑)。

で、たまにはその合格点が欲しくなって次の通り改変。



久しぶりに「AXIOM80」(復刻版)の出番です。バッフルを全面「厚さ5.5mm」の薄板に統一したところ、一気に音のグレードが向上しましたよ~。

この音をいったいなんと形容したらいいいのでしょう・・、水辺のほとりに佇んでいると「一陣の涼風がすっと吹き抜けていく」感じがするといえばいいのでしょうか。

素晴らしいです! 音色の艶といい、透明感といい、スピード感といい「93点」は上げたいですね。

これまで、オーディオフェアや他家で目の玉の飛び出るようなお値段のスピーカーを幾つも聴いてきましたが、所詮は「普通の音」の延長にしか過ぎないです。

ところが、「AXIOM80」ときたら別次元で・・、こういう清涼感を味わえるのはこれだけです。ただし、このスピーカーは箱の仕様や駆動するアンプで様変わりしますから要注意です。

こういう音を聴かされると、もう他のスピーカーは要らないという気になります・・、しかし、そのうち段々と飽きてきて「違う音」が聴きたくなってきます。まあ「脳はマンネリを嫌う」といったところでしょうか(笑)。

で、プリアンプの真空管を「12AU7」(RCA:クリアトップ)から、STCの「CV4068」(13D3)に代えて初めての試聴でしたけど、瑞々しさが一段と向上した印象です。

やはり、真空管の選択は「プリ」、「パワー」アンプともにまったく手を抜けないですね~。

そういえば、前々回のオーディオ・ブログ「真似をしたのはどっちだ?」の中でこんな横着なことを記載していました。

「通常の音楽愛好家とは違って「オーディオ愛好家」を自認する方で、「中高音域」にTRアンプを使っている方がいるとしたら、どんなに偉そうなことを宣おうと、筆者はその人の「耳」をいっさい信用しないことにしています。」

すると、さっそくメル友の「H」さんからご指摘がありました。

「今ではTRアンプよりもデジタルアンプを使う方の方が多いですよ」

エ~ッ、そうですか! まったく時代遅れの認識でした(笑)。

デジタル・アンプねえ・・。「チャットGPT」さん教えて~。

デジタルアンプ(デジタルパワーアンプ)とは、デジタル信号処理を活用して音声信号を増幅するアンプのことです。従来のアナログアンプとは異なり、信号をデジタルのまま処理し、高効率で増幅できるのが特徴です。以下、詳細に解説します。(省略)

「一度、試してみたいですね」と、返信すると次のようなコメントをいただきました。

「デジタルアンプは
負荷インピーダンスで特性の変化が大きいので抵抗でマッチングをした方が正当な評価になります。

 
出力インピーダンス6Ω程度が現代のスピーカーの標準ですがデジタルアンプもこのインピーダンスに合わせて時定数が設定してあり(周波数の共振を利用しているので、インピーダンスマッチングは必須)
 
80などでは15Ωなので15Ωの抵抗パラで7.5Ω、10Ωパラで丁度6Ω、従って古いインピーダンスの15Ωとかは、10Ωなりパラでの使用が好ましいです。

2点目は、デジタルアンプは出力が増すに連れて歪率が下がる、つまり、無駄飯(抵抗パラ)を食わせると音も良くなります。

電力効率が、80%近くで
真空管のヒーターなどに比べれば抵抗パラの無駄飯でもお釣りが来ます(笑)。

先日からの80の音は
パーマロイコア付きデジタルアンプの音です。
 
最近はまた良いのも有る様ですがデジタルアンプはインピーダンスのマッチング抜きで評価してはなりません。
 
なので、デジタルアンプ使用には10Ω程度のメタルクラッド(125Wくらい)を用意されたが良いです。(スピーカー保護にもなります)。

ハイ、ありがとうございました。

どうやら使いこなしのノウハウが半端じゃなさそうなので馴れ親しんだ「真空管アンプ」一筋で参りたいと思います(笑)。



クリックをお願いね → 
   


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする