つい先日のブログ「音は人なり」で、次のように記していたのをご記憶だろうか。
プロ野球の「クライマックス・シリ~ズ」であえなくDNAに敗れた巨人・・、シーズン中では8ゲームの差をつけていたのだから、この「体(てい)たらく」に、家人の嘆くこと ひとかたならず~。
そこで、こう慰めた。「どうせ、日本シリ~ズに出たらソフトバンクから こてんぱん にやられるんだから、今、恥をかいていたほうがいいぞ~」
するとこう返してきた。「やってみなくちゃ分からないわよ・・」。
どこまでも おめでたい「巨人ファン」なんだから~(笑)。
10月27日もあっさり負けて、DNAは早々の2連敗・・、懸念通りとなりつつある。これで少しはあきらめもつくことだろうて~。」
ところが・・、昨日(3日)のこと、何とDNAが2連敗した後に奇跡の4連勝!
ギャフン・・、もう見込み違いもはなはだしく穴があったら入りたい(笑)。
それにしても野球って やってみなくちゃ ホントにわからないですね。やはり主体に「人間」が絡んでいるからでしょうか。
そういえば、MLBでもシーズン中は一向に冴えなかった「フリーマン」選手が「ワールドシリーズ」では気が狂ったように打ち出して「MVP」だから、わけがわからない・・。大谷選手を警戒するあまり、ノーマークだったせいかもですね。
いずれにしても、結局、敗れた「ヤンキース」にしても「ソフトバンク」にしても「お山の大将」になって、厳しいシーズンを闘っていなかったせいではないかと推察している。
「お山の大将」には、次のような意味があるそうですよ。
☆ 世間知らずな人物が、たいした功績でもないのに威張りくさっている様子を表す言葉
☆ わずかな成功を誇り得意がる人のたとえ
☆ 小さな世界でいばりちらす人
そういえばオーディオにも同じことが~(笑)。
たとえば、独りで聴いているときに比べて仲間と一緒に聴いていると、なぜか不思議に目立つのが自分のオーディオ・システムのアラ。
その原因をつらつら考えてみるに、どうも独りのときは音の良し悪しを忘れて「音楽」の方に神経が集中してしまう、その一方、仲間と一緒のときは音楽よりも、つい「音=オーディオ」の分析の方に関心がいってしまう傾向があることに気付いた。
自分の場合、システムの変化の都度、なるべく仲間に来てもらって一緒に聴いてもらっているのも、アドバイス以外にも分析的に聴ける点に理由があるに違いない。
そういえば、先日の「健康番組」で、ある脳神経外科医がこんなことを言っていた。
「脳にはときどきご褒美をあげることが必要です。趣味においても出来るだけ仲間と一緒に楽しみながらいろんな意見をもらうことが大切ですよ。」
成る程!と、言いたいところだが、ときどき「辛口」の意見もあったりで脳の褒美になるどころか逆にストレスになったりすることがあるから用心しなければ(笑)。
いい例が近くにお住いのオーディオ仲間のYさん。
腹蔵なくご意見を頂けるのがとてもありがたいので、たびたび来ていただいて我が家の音をチェックしてもらっている。
もちろん、人それぞれなので全面的に同意というわけにはいかないが、なるほどなあと考えさせられることが多い。
つい先日お見えになったときに「新しいバッフル」付きの「スーパー10」を聴いていただいたところ「音が様変わりしました。たったのバッフル次第でこんなに変わるなんて・・」と、非常に感心されていたが、DACの違いについてはシビヤなご意見を述べられた。
「エルガー プラスはたしかに量感が豊かだけど解像度がもっと欲しい気がします、それにひきかえ「D2R」は量感が控えめだけど、解像度や艶などで上回っています・・、どちらを取るかとなると私はD2Rを選びたいです」
フルート奏者として日頃から「生の音」に通じているYさんのご提言だから、それもそうだなあと、つい迷いが・・。
というわけで、オーディオは「お山の大将=唯我独尊」のままで いいのか悪いのか つくづく考えさせられます。
なぜなら「浜の真砂(まさご)は尽きるとも、世にオーディオの種は尽きまじ」で、いくらでもどこかにケチが付けられるんだから~(笑)。