先日楽器ケースを蹴飛ばされてからというもの、ここ最近いろんなところで、やたらと不遜な人に出くわします。まるで、私の周りに好んで集まってくるかのように…。
意味不明な難癖をコンビニの店員にぶつけてキレる人、自分で調理に時間のかかるものをオーダーしておいて、順番が前後するかも知れない旨を店員から伝えられていながら、後から来た人のものが先に出来上がってキレる人、何人も並んで待っている列にシレっと入り込もうとする人…軽く思い出しただけでも、これくらい見かけてしまいました。
今日くらい何事も無ければいいな…と思っていたら、やっぱり出会ってしまいました。しかも実害のある感じで…。
出勤途上の電車の中での出来事でした。私が乗り込んだ始発の各駅停車の電車はガラガラに空いていて、見回しても誰も立っている人はいませんでした。
発車して幾つかの駅を過ぎたところで、ふと気付くと座っている私の目の前に、歳の頃なら60くんだり70デコボコといった感じの、ヒョウ柄のスプリングコートを着て、指の折れそうな巨大なトパーズの指輪をしたヲバチャンが立っていました。
実はその時点でも周りにはかなりの空席があって、そのヲバチャン以外に立っている人は誰もいませんでした。それでも、まあ好きで立っているんだろう…くらいに思って、楽譜をペラペラめくって眺めていたのですが、何処からともなくブツブツと何やら呟くような声が聞こえ始まりました。『?』と思っていたら、何と発信源は目の前のそのヒョウ柄ヲバチャンでした。
『何だろう?』と思いながらしばらく聞き流していたのですが、段々とその呟きがボリュームアップしてきました。それを聞いてみたら…
「まったくもう、私がここに座るはずだったのに、先に勝手に座っちゃってしらばっくれてんだから、最近の若い人ったらホントに…」
…(゜Д゜)ハァ?
聞いてみると、どうやら途中から乗ってきたヲバチャンが、まるで私が座っている場所をリザーブしていたかのようなことを、聞こえよがしに延々とブツクサ言っていたのです。
イヤイヤイヤ、私は始発で乗ってここにいるのに…。そう思いながら、それでも座る場所ならあちこち空いていたので、尚も知らん顔して放置しておきました。そうしたら…
「やれやれ厚かましいこと。目上の人間を敬うってことを知らない人はこれだからマッタク…(`へ´メ)」
ことここに至ってさすがに聞くに耐えなくなってきたので
「貴女ねえ。何が言いたいんだか知らないけど、ここはロマンスカーと違うんだから、元々席の予約制度がない車両ですよ。お静かになさいまし。」
と一言申し上げました。すると
「何よ!それが目上の人に対して言うことなの?!」
と返してきたのです。
私 : 「あのですねぇ、『目上の人』というのは、会社の上司とか先輩方に使う言葉です。初対面の貴女に対して使うなら『年上の人』ですよね。」
女 : 「屁理屈はいいのヨ!私がそこに座るんだから、とっととどきなさいヨ!!」
私 : 「屁理屈ではございません。日本語の用法として申し上げております。」
女 : 「何でもいいのヨ!どけったらどきなさいってば!!」
ここで一昔前の血気盛んな私だったら「あ"!ざけんな(*`Д´)ゴルァ!!」と怒鳴り散らすところですが、さすがに不惑を越えてまでそんなことをする気にもなれないし、仕事の前にそんな労力を費やすのも無駄なので
「貴女ねぇ…かつては貴女にも『花も恥じらうお年頃』があったのでしょう?それが一体いつ、何処でそんなにも擦れてしまわれたんですか?何でしたら、可能な限りお話伺いますよ…。」
と言い返してやりました。
言われた相手は、私の返しが予想外だったのか、始め鳩が豆鉄砲喰らったみたいな顔をしていました。しかし、二の句が継げなくなったことに加えて、自分が黙った途端に静まり返った車内のシラけた空気に気付いて耐えられなくなったのか、「フンッ!ε=(`へ´メ)」と昭和な鼻息を吹くと、悔し紛れに目の前に置いてあった私の楽器ケースを蹴飛ばそうとしたのです。
しかし、その蹴りに入るまでのストロークが余りにも分かりやすかったので、間一髪ケースをヒョイ!と持ち上げてやったら、思いっきり空振りに終わりました。それを見て周りの乗客がクスクス笑いを堪えていたのが耐えられなかったのか、そのヲバチャンはジャイアンでもしないようなドタドタしたガニ股の足取りで隣の車両に移っていきました。
こういういい歳して堪え性のない人達だって、生まれた時からこんな他人に嫌悪感を与えるようなことは無かったでしょうに、一体何処でこんな風になってしまうのでしょうか?そしてもしかしたら、これからその年代に近づいていく私達の世代も、やはりこんな下品になってしまうのでしょうか?
勿論そんな人間になる気はさらさらありませんが、気をつけておくに越したことはない…と思わされた出来事ではありました…。
意味不明な難癖をコンビニの店員にぶつけてキレる人、自分で調理に時間のかかるものをオーダーしておいて、順番が前後するかも知れない旨を店員から伝えられていながら、後から来た人のものが先に出来上がってキレる人、何人も並んで待っている列にシレっと入り込もうとする人…軽く思い出しただけでも、これくらい見かけてしまいました。
今日くらい何事も無ければいいな…と思っていたら、やっぱり出会ってしまいました。しかも実害のある感じで…。
出勤途上の電車の中での出来事でした。私が乗り込んだ始発の各駅停車の電車はガラガラに空いていて、見回しても誰も立っている人はいませんでした。
発車して幾つかの駅を過ぎたところで、ふと気付くと座っている私の目の前に、歳の頃なら60くんだり70デコボコといった感じの、ヒョウ柄のスプリングコートを着て、指の折れそうな巨大なトパーズの指輪をしたヲバチャンが立っていました。
実はその時点でも周りにはかなりの空席があって、そのヲバチャン以外に立っている人は誰もいませんでした。それでも、まあ好きで立っているんだろう…くらいに思って、楽譜をペラペラめくって眺めていたのですが、何処からともなくブツブツと何やら呟くような声が聞こえ始まりました。『?』と思っていたら、何と発信源は目の前のそのヒョウ柄ヲバチャンでした。
『何だろう?』と思いながらしばらく聞き流していたのですが、段々とその呟きがボリュームアップしてきました。それを聞いてみたら…
「まったくもう、私がここに座るはずだったのに、先に勝手に座っちゃってしらばっくれてんだから、最近の若い人ったらホントに…」
…(゜Д゜)ハァ?
聞いてみると、どうやら途中から乗ってきたヲバチャンが、まるで私が座っている場所をリザーブしていたかのようなことを、聞こえよがしに延々とブツクサ言っていたのです。
イヤイヤイヤ、私は始発で乗ってここにいるのに…。そう思いながら、それでも座る場所ならあちこち空いていたので、尚も知らん顔して放置しておきました。そうしたら…
「やれやれ厚かましいこと。目上の人間を敬うってことを知らない人はこれだからマッタク…(`へ´メ)」
ことここに至ってさすがに聞くに耐えなくなってきたので
「貴女ねえ。何が言いたいんだか知らないけど、ここはロマンスカーと違うんだから、元々席の予約制度がない車両ですよ。お静かになさいまし。」
と一言申し上げました。すると
「何よ!それが目上の人に対して言うことなの?!」
と返してきたのです。
私 : 「あのですねぇ、『目上の人』というのは、会社の上司とか先輩方に使う言葉です。初対面の貴女に対して使うなら『年上の人』ですよね。」
女 : 「屁理屈はいいのヨ!私がそこに座るんだから、とっととどきなさいヨ!!」
私 : 「屁理屈ではございません。日本語の用法として申し上げております。」
女 : 「何でもいいのヨ!どけったらどきなさいってば!!」
ここで一昔前の血気盛んな私だったら「あ"!ざけんな(*`Д´)ゴルァ!!」と怒鳴り散らすところですが、さすがに不惑を越えてまでそんなことをする気にもなれないし、仕事の前にそんな労力を費やすのも無駄なので
「貴女ねぇ…かつては貴女にも『花も恥じらうお年頃』があったのでしょう?それが一体いつ、何処でそんなにも擦れてしまわれたんですか?何でしたら、可能な限りお話伺いますよ…。」
と言い返してやりました。
言われた相手は、私の返しが予想外だったのか、始め鳩が豆鉄砲喰らったみたいな顔をしていました。しかし、二の句が継げなくなったことに加えて、自分が黙った途端に静まり返った車内のシラけた空気に気付いて耐えられなくなったのか、「フンッ!ε=(`へ´メ)」と昭和な鼻息を吹くと、悔し紛れに目の前に置いてあった私の楽器ケースを蹴飛ばそうとしたのです。
しかし、その蹴りに入るまでのストロークが余りにも分かりやすかったので、間一髪ケースをヒョイ!と持ち上げてやったら、思いっきり空振りに終わりました。それを見て周りの乗客がクスクス笑いを堪えていたのが耐えられなかったのか、そのヲバチャンはジャイアンでもしないようなドタドタしたガニ股の足取りで隣の車両に移っていきました。
こういういい歳して堪え性のない人達だって、生まれた時からこんな他人に嫌悪感を与えるようなことは無かったでしょうに、一体何処でこんな風になってしまうのでしょうか?そしてもしかしたら、これからその年代に近づいていく私達の世代も、やはりこんな下品になってしまうのでしょうか?
勿論そんな人間になる気はさらさらありませんが、気をつけておくに越したことはない…と思わされた出来事ではありました…。