今日も小学校の支援級補助勤務をしてきました。
支援級の子どもたちのタイプは様々で、比較的安定している子もいれば、日によって調子の波の激しい子もいます。それでも、基本的に支援級の教室にいればまだ何とかなることも多いのですが、これが一般級との交流ともなるとそうもいかないことが多いのです。
とりあえず何とか説得して一般級の教室の前まで行けたりもするのですが、いざ入室となると急激に身体を強ばらせて断固として入ることを拒否し始めます。そんな時には入れない理由を聞くのですが、圧倒的に多い答えは
「コワい…」
というものです。
私見ですが、一般級のクラスそのものは先生も優しい方だし、クラスメイトもフレンドリーな子たちばかりです。傍から見ていると一体何に恐怖を覚えているのか定かではないのですが、それでも彼らにとっては何かが「コワい」のです。
そして、その「コワい」ことの表現方法も様々です。断末魔の叫びをあげる子、見えない何者かに怯えるように、自分が心を許した一部の先生や支援員にしがみついて離れなくなる子、一切の感情を無くしてフリーズする子…と、実に多彩です。
文部科学三流省や親は
「少しでも一般級の子どもたちとの交流を持つように」
などと勝手なことを言い散らかして、事ある毎に学校に無理難題を押し付けて来ます。が、何しろ当人たちに全くその気が無いのに無理矢理交流なんぞさせようものなら、それは当事者たる子どもたちにとって最早拷問以外の何物でもないことを彼らは知りません。
とにかく毎日がそんな調子ですから、子どもたちを帰宅の途につかせた後に残った大人たちは、ほぼ漏れなくグロッキー状態になります。本当に、根気と忍耐力と語彙力が無ければ務まりません。
そんな勤務を終えて駅へ向かおうとしたら、昨年度面倒を見ていた現2年生の子どもたちに見つかって散々遊び相手をさせられました。その後ようやく開放されて、最終的に体力面でもボロボロになりながら駅を目指しました。
その道すがら、ふと足元を見ると
可憐な紫蘭の花が咲いていました。小さいながらも蘭と分かるこの花が咲くと、いよいよ百花繚乱たる季節を迎えることになります。
明日は天候が荒れるようです。折角咲いたこの子たちが風雨で倒されてしまわないよう、願うばかりです。