昨日私が出勤しなかった間に、勤務している小学校での『6年生を送る会』は無事に終わったようでした。今日出勤したら子どもたちが次々に自分たちのパフォーマンスを報告してくれて、見られなかった私も心温まるものを感じました。
3月に入ったことで全ての学年で短縮授業となり、1・2年生は4時間で、3年生以上も5時間で授業が終わることになりました。それに伴って私もいつもより早く開放されることになったので、久しぶりに小田原城址公園に寄り道してみることにしました。
春の青空の下にそびえ立つ天守閣の近くには
一本だけ河津桜の木があり、
鮮やかなピンク色の花を満開にさせていました。ここから河津桜越しに天守閣を見ると、
こんな感じの美しい景色を堪能することができます。
本丸広場の片隅にあるとはいえソメイヨシノがまだ咲かない中にあってはかなり目立つので、多くの人がこの河津桜の下で写真撮影をしていました。ただちょっと気になったのが、多くの人が河津桜の枝を引っ張って自身の顔の近くまで持っていった状態で写真撮影をしていたことでした。
こうした行為は、コロナ禍前に中国人観光客が日本各地の桜の名所で行っていた所業で、桜の木を傷める恐れがあることから問題視されていた蛮行でした。それを、こともあろうに日本人が平気でやらかすような状況を目の当たりにして、暗澹たる心持ちになったのでした。
花は目の前でジロジロ『見る』ものではなく、ある程度の距離から『眺める』ものです。こうした言葉のニュアンスを的確に捉えた上で、上品なお花見をするよう心がけたいものです。