今日は、先日桜並木の写真を撮った相模川三川合流地区に出かけました。土手の桜並木はかなり花が散っていましたが、
テニスコート近くの広場の桜はまだ見頃と言ってもいい状況で、桜吹雪の舞い散る中に茣蓙を広げて草上の昼食を楽しんでいる人たちもいました。
さて、今日はこの近くで知り合いの方がフリーマーケットをされるということでやって来ました。河原近くの駐車場に向かうと
既に何人かの方が物色している最中でした。
既に何人かの方が物色している最中でした。
今回の私のお目当ては
クラシックを中心とした大量のLPレコードでした。通算5つもの段ボール箱にギッシリ詰まったレコードを物色することしばし、若干出品者にご迷惑になっているのではないか…と思うほど探りに探って厳選したのが
これらのレコードです。フリッツ・クライスラーやセルゲイ・ラフマニノフの自作自演といった貴重なものもあるのですが、その中で個人的に一番の掘り出し物だったレコードが
20世紀最大の珍品レコードとの誉れ(?)高い『フローレンス・フォスター・ジェンキンス〜人間の声の栄光(????)』です。
クラシックを中心とした大量のLPレコードでした。通算5つもの段ボール箱にギッシリ詰まったレコードを物色することしばし、若干出品者にご迷惑になっているのではないか…と思うほど探りに探って厳選したのが
これらのレコードです。フリッツ・クライスラーやセルゲイ・ラフマニノフの自作自演といった貴重なものもあるのですが、その中で個人的に一番の掘り出し物だったレコードが
20世紀最大の珍品レコードとの誉れ(?)高い『フローレンス・フォスター・ジェンキンス〜人間の声の栄光(????)』です。
このフローレンス・フォスター・ジェンキンスなる方は、ある大富豪の奥様だった御婦人です。大の音楽好きでよくリサイタルを開催されていた方なのですが、同時に大の音痴であることでも有名な方でした。
御主人からは何度も止められていたにも拘わらず歌うことが辞められなかったため、遂にジェンキンス夫人は離縁されてしまいます。それでも彼女はメゲず、何とアメリカの音楽の殿堂カーネギーホールでコンサートを開いてしまったというツワモノなのです。
このアルバムも、その延長線で制作されたものです。モーツァルト《魔笛》の夜の女王のアリアやヨハン・シュトラウス2世《こうもり》のアデーレのアリア、ドリーブ《ラクメ》の『鐘の歌』といった、いずれもきちんと歌えれば名曲揃いのアルバムなのですが、そこはジェンキンス夫人のことですからそう簡単にはいかず、それはそれは凄絶な歌唱を披露してくれているのです。
因みに、このレコード収録やコンサート開催にあたって伴奏ピアニストのオーディションを行ったのですが、演奏技量は勿論のこと「演奏中にジェンキンス夫人の『歌』を絶対に笑わないこと」が最大条件だったのだそうです。そして、その条件を唯一クリアのが、このレコードに収録されているコスム・マックムーンでした。
かつてはCD化もされていたレコードですが、まさか原盤にお目にかかれるとは夢にも思っていませんでした。早速自宅に連れ帰って聴いてみたのですが、久しぶりに爆笑させてもらいました(笑)。
このアルバムをご存知ない方のために、今日はこのレコードの冒頭に収録されているモーツアルトの『夜の女王のアリア』の演奏動画を載せてみました。タモリ倶楽部でも紹介された、天下の迷歌唱をご堪能(?)ください。