共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

さよならじゃないけど…

2020年09月18日 19時55分42秒 | 日記
今日も小田原の小学校での勤務を終えてきました。

ただ、今日はちょっと特別な日でした。というのも、来週から私は学内で配置換えとなり、1年生の教室に常駐することが無くなるのです。

契約当初、この1年生サポートの非常勤講師の職は今日までのはずでした。それが、神奈川県から新たな予算がついたことで来年の3月末まで契約が伸びることとなりました。

ただその代わり、以前にも書きましたが私は連休明けから支援級(昭和時代でいう特殊学級)の養護教諭サポート担当に変わることになったのです。なので、1年生と濃密に関われるのは今日が実質最後でした。

そのことは数日前から子どもたちに伝えてありました。しかし、いざその時を迎えると状況は急変したのです。

「1年生のみんなと朝から帰る時までずっと一緒にいたり、みんなと給食を食べたりするのは今日が最後です。来週からは新しい先生が1年生に来て、先生(私)は支援級のお手伝いに行くことになりました。」

「6月からみんなと一緒にお勉強ができて、先生はとっても楽しかったです。これからはあんまりみんなのところに来られなくなりますが、新しい先生とこれからもお勉強頑張ってくださいね。」

と、極力サラッと子どもたちに伝えたのですが、直後から

「なんで?!」「ヤダ!」「行かないで!」「ダメ!」

とブーイングの嵐。中には泣きながら飛びついてくる子(主に男子)までいて、教室内が騒然となってしまいました。しかも、私は3クラスあるうちのひとつにいたのですが、騒ぎを聞きつけた他の2クラスの子どもたちも泣いたり怒ったりしながら乱入してきて、収拾がつかなくなってしまったのです。

あまりの混沌ぶりに戸惑いながらも

「いや、だからこの学校からいなくなっちゃうわけじゃないし、同じ建物の中にはいるから全然会えなくなるわけじゃないからね(汗)。」

としどろもどろで説明するも事態は全く収まらず、しまいには

「先生(私)が来ないんだったら、来週から学校来ない!」

と号泣される始末…。

とにかく担任の先生方が何とか事態を収束させてくださったものの、帰り際に妙に子どもたちを落ち込ませてしまいました。

「来週、ちゃんと学校来てね…?」

と伝えたものの、何となく不安が拭えません。

そして私は、いよいよ来週から支援級の子どもたちのサポート役に就任することとなります。今までにも交流がある子たちばかりで全く知らない子たちではないのでその点では心配無いのですが、養護教諭の資格も無い私に果たしてそんな大役が務まるのか不安でいっぱいです。

今日、支援級の担任の先生から、

「来週子どもたちが登校してくる前に作戦会議をしましょう。」

と呼びかけられました。一体どうなることか分かりませんが、とにかく担任の先生の指示を仰ぎながら自分にできることを精一杯やってみようと思います。

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