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元日の京都

 息子と塾生の合格祈願のため、京都の北野天満宮に参拝した。元日の朝、雑煮を食べ、年賀状を読んだ後でゆっくり出かけたため、名古屋駅から新幹線に乗ったのが12時近かった。しかし、のぞみに乗れば京都なんてあっという間だ。途中伊吹山の積雪に感動しながら、京都駅に着いた。

 

京都駅のあの建物は何度見ても慣れることができない。駅のホームから京都タワーが見られないのは残念だし、私の知っている京都ではない。京都の町並みを保存するのも大切だが、玄関口の京都駅にあんな威圧的な建物を建ててしまっては辟易するしかない。本当にイヤだ。
 などと思いながらタクシーに乗って、まっすぐに北野天満宮に向かう。近づくにつれ、歩く人や車の数が多くなっていって、着くのには思いのほか時間がかかった。タクシーを降りて本殿までの参道は、両側に屋台が立ち並び、その間を大勢の参拝客がゆっくりと進んでいく。普段ならすぐにたどり着ける距離なのに、これだけの人出だ、15分以上はかかっただろうか、これだけでもう疲れてしまった。

  

合格祈願のご祈祷は、申し込めば本殿に上がることができる。もうこれで、4度目になる。娘の中学入試と大学入試、息子の中学入試と大学入試、これが最後の合格祈願になる(はず)。今までは本殿の改修工事などで、臨時の建物でご祈祷してもらったのだが、今年は大きくて立派な本殿で、一度に多くの人を並べてご祈祷が行われた。

  

ご祈祷では、本殿に上がった者全員の住所と名前・志望校が読み上げられるため、かなりの時間がかかった。しかし、自分の息子の名前がマイクを通して読み上げられたときには、志望校に合格できるように心から祈った。この願いが通じて何とか合格できればいいのだが、当人は家に残って今日も勉強していた。頑張れよ!

  

絵馬には「塾生全員の志望校合格」としたためてきた。それと北野天満宮のお札と破魔矢。これを塾の玄関口に貼って、塾生全員が無事合格できるように願をかけた。勿論、「神梅」も買って来た。これを受験生一人一人に食べさせればもう合格間違いなしだ(といいんだけど・・)。

 元旦から大きな仕事を成し遂げた私は、天満宮を出た後、娘から「おいしいから是非買ってきて!」と頼まれていた「Zizi」というすぐ近くのケーキ屋に立ち寄った。家に帰って食べたのだが、娘の言うとおりおいしかった。さすがに京都で3年も暮らしていると色々物知りになるものだと少し感心した。

 
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