★ 冬期講座3日目。年の瀬も迫ってきたが年賀状をつくる時間がなく、今年も不義理となりそうだ。せめてもらった分だけは返さねば。
★ さて、志賀直哉の「出来事」(「清兵衛と瓢箪 網走まで」新潮文庫所収)を読んだ。1988年の大学入試センター試験(いやこの時代はまだ「共通一次テスト」だったかな)に出題された作品。
★ 季節は夏真っ盛りの7月末。明治から大正にかけての電車には冷房の設備などあるはずがなく、乗客は半睡状態で暑さをしのいでいた。そのとき、子どもが電車に巻き込まれた。一瞬の悲劇に凍りつく車内。
★ しばらくして、子どもの泣き声が響いた。生きている。ひとまずは安堵。しかし、まだ安心はできない。電車の周りにはやじ馬も集まってきた。子どもの容体を見ると大したけがはしていない。電車の前の網が功を奏したようだ。
★ 子どもの母親も駆けつけてきて、子どもの無事を確認すると乗客はみんなホッとした様子だ。
★ 作者が実際に体験した話のようだ。まるでスケッチのように描かれている。作者の筆を通して、人々の心も見えるようだ。(この作品を書いた後に作者が電車にひかれたというから、妙な因縁だ)
★ オミクロン株の脅威を知りながらも、コロナ慣れしてしまったのか、スーパーなどの商店街は人であふれている。ヨーロッパでは1日の感染者数が10万人を超える国もあり、感染者数の合計ランキングでは、イギリス、フランス、ドイツ、スペインなどが上昇している。遠からずアジアにもこの波が襲ってくる。
★ ワクチンも打った。マスクに消毒、日常的な備えはもはや日課になっている。できる限り「密」を避け、換気にも気をつかう。これ以上にどうすれば良いのかな。免疫力を高めるしか手立てはないのか。
★ さて、志賀直哉の「出来事」(「清兵衛と瓢箪 網走まで」新潮文庫所収)を読んだ。1988年の大学入試センター試験(いやこの時代はまだ「共通一次テスト」だったかな)に出題された作品。
★ 季節は夏真っ盛りの7月末。明治から大正にかけての電車には冷房の設備などあるはずがなく、乗客は半睡状態で暑さをしのいでいた。そのとき、子どもが電車に巻き込まれた。一瞬の悲劇に凍りつく車内。
★ しばらくして、子どもの泣き声が響いた。生きている。ひとまずは安堵。しかし、まだ安心はできない。電車の周りにはやじ馬も集まってきた。子どもの容体を見ると大したけがはしていない。電車の前の網が功を奏したようだ。
★ 子どもの母親も駆けつけてきて、子どもの無事を確認すると乗客はみんなホッとした様子だ。
★ 作者が実際に体験した話のようだ。まるでスケッチのように描かれている。作者の筆を通して、人々の心も見えるようだ。(この作品を書いた後に作者が電車にひかれたというから、妙な因縁だ)
★ オミクロン株の脅威を知りながらも、コロナ慣れしてしまったのか、スーパーなどの商店街は人であふれている。ヨーロッパでは1日の感染者数が10万人を超える国もあり、感染者数の合計ランキングでは、イギリス、フランス、ドイツ、スペインなどが上昇している。遠からずアジアにもこの波が襲ってくる。
★ ワクチンも打った。マスクに消毒、日常的な備えはもはや日課になっている。できる限り「密」を避け、換気にも気をつかう。これ以上にどうすれば良いのかな。免疫力を高めるしか手立てはないのか。