じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

稲葉真弓「水の中のザクロ」から

2021-12-30 16:11:17 | Weblog
★ 冬期講座真っ只中。7時半起床。8時半から11時半まで午前の部、11時半から13時まで買い物と昼食。13時から16時まで午後の部。16時半から21時45分まで平常授業。授業が終わってから翌日の授業準備。深夜1時か2時に就寝。自宅で経営しているので通勤時間がないので何とかやっていける。

★ さて、今日は大学入試センター試験、2020年度に出題された稲葉真弓さんの「水の中のザクロ」を読んだ。稲葉さんの名前は存じ上げなかったが、いろいろと賞を受賞されている。

★ 出題された部分は、「私」が「ケンコウランド」を利用したとき見かけた老女の様子から、自らの母を回想するというもの。老女の振る舞いから認知症が疑われるが、ちょうど「私」の母も同じ症状だったという。

★ 母は症状が進み田舎で一人暮らしができなくなって、東京で暮らす「私」と同居することになった。仕事を持ちながら認知症の母親と暮らすのは大変だっただろうが、「私」は純粋になっていく母を愛おしく描いている。

★ このお母さんが几帳面に薬を整理している風景は、私にとっても他人ごとではない。私も年をとるに従って、高血圧(3種類)、高血糖、高脂血症、血栓防止と薬が増えてきた。最近は、人の名前がなかなか出てこない。授業をしていても即妙なセリフが出てこない。じわじわと老いを感じる。(受験問題を解くことに関しては、まだまだ中学3年生には負けないけれど。)

★ 授業は明日31日の午前まで。午後からは簡単に掃除をして、ちょっとのんびり。授業再開は1月3日から。1日、2日か高校3年生に自習室を開放。体力の衰えは仕方ないとして、ハードな日々が苦にならなくなってきた。塾経営がもはや生きることそのものになってきた。どうやら名人の域に近づいてきたかな。
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