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「トニー滝谷」

2005年03月05日 17時59分18秒 | 映画

実は、先々週、今年初めての映画、「トニー滝谷」をテアトル梅田にて観てきた。
観終えた後、映画、というよりは、舞台を観た、そんな感覚が残った。
抽象的な印象。
そして、せつなく、かなしく、感じた。

イッセー尾形と宮沢りえ。
この映画は、終始、この2人でほとんど演じられる。
バックには、西島秀俊のナレーションと坂本龍一の静かな音楽。
極めてシンプル。

イッセー尾形さん、いい雰囲気を醸し出していて「すごいなぁ」と思ったし、
宮沢りえさんも「ええ感じ」と思った。それに、映画には関係ないけど、やっぱ、りえチャンは綺麗だ。
西島秀俊さんの声のトーンと話し方も映画の雰囲気に合っていたし、
教授のピアノもこの映画にはなくてはならない音だ。
そして、これは映画を観てから、パンフを読んで知ったのだが、撮影が横浜市緑区の環境事業局の空き地で行われたことが、横浜好きな僕にとっては、嬉しいというか、緑区には行ったことがあるので親しみを覚えた。
「あの空や背後の街並みは、横浜の空や街並みなんだなぁ。」

実は、この映画の予告編を観た時、僕は本編を観たら泣いてしまうのではないか?と思っていたのだが、泣かなかった。
むしろ、最後のシーンで考えさせられ、この映画自体の言わんとする事が何なのかで、また考えさせられた。
詳しいことは、今後、各地で公開される予定もあるので、本編を観ていただくことにして、要は、「人間は一人ではいられない。もしくは、生きてゆけない。そして、人を愛することの大切さ。」が主題なのかなぁ、と今のところ、自分の中では思っている。まだはっきりした自分なりの結論は出ない。

関連リンク。--------
tony takitani official web site
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コメント
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