一昨日は、帰省していたこともあって、バタバタしており、すぐにこちらで反応することができなかったが、非常に残念な知らせがあった。
スーパーアグリF1チームが、レースからの撤退を正式に発表した。
昨夏の某石油関連企業の契約不履行があってから、チームの台所事情は非常に厳しいものがあり、今まで、ホンダの支援によって、持ちこたえられたらしい。
しかし、その間、代わるスポンサー探しは難航を極め、最後に残っていた交渉先も、チームを中長期的に安定させるスポンサーではなかったために、鈴木亜久里代表は、苦渋の決断をせざるを得なかったようだ。
非常に残念だが、仕方ない。
今更、誰に何の恨み節を語ったところで、何も始まらない。
それより、この2シーズンと少し、僕はスーパーアグリF1チームが他のどのF1チームよりも、チーム設立から一昨日の撤退発表まで、一番格好良かったと思っている。
厳しい現実に真っ正面に向き合い、苦しい状態ながらも、2回の入賞など、確かな結果を得ていた。それだけに本当に残念で、撤退は惜しい。
数日前、僕は亜久里さんやエーカンパニーの秋田さんのプレスリリースに記された「最後まで」という言葉に、不吉なものを感じ、最悪な事態を悟り、覚悟を決めた。そして、同時に先月30日にホンダ本社前で会った際の亜久里さんの笑顔を信じ、半ば心中する想いで、事の成り行きを見守ったが、やはり、最悪な結果となってしまった。また、F1の魅力が消えた想いだ。
しかし、この2年と少しの間、とても良いものを魅せてもらった。いくつのも感動をもらった。ファンのひとりとしても、亜久里さんや琢磨をはじめ、チーム全員のこれまでに感謝したい。
さて、あとは、琢磨やアンソニー、そしてチームスタッフなどがどうなるのか?特に、琢磨の今後については、ホンダがどれだけ真剣に考えるのか?注視しないといけないと思う。
いったい、ホンダは琢磨に何度、苦境を与える気なのか…?
(今日はここまで。)
TB。--------
「junzirog:亜久里さんの笑顔を信じるしかない。」