いよいよ日本の国は、国家は本来の国家機能から逸脱し、国民の命を何とも思わない非道な方向へ舵を切った。
そう思いました。
私たちの国は、私たちの国家の民主主義は確実に私たちの見えないところで滅亡あるいは崩壊へ向かっていることを、この瞬間、見えるところで感じさせるには十分すぎるほどの出来事でした。
考えれば、財務省の中に国民のほうを向いて誠実に仕事をしている人がいたことを赤木さんの存在が証明したわけですが、残念ながらそういう人が死ななければならない現実。これは国民にとってとても不幸なことでした。
そして、また今回、「認諾」という手段に出て裁判を終わらせ、司法という公正な場で真実が公になることを阻止する隠蔽する暴挙に出た私たちの国家、日本。
これは司法の場や信義則をバカにしているという意味において、赤木さんだけではなく、国民にとっても非常に不幸なことです。
さらに言えば、請求されていた1億700万円は国民の税金から支払われるわけで、一個人にとって都合の悪い真実の隠蔽のためにそれほどの国民の血税が使われるのは異常です。
そのように考えると、国民はこの隠蔽に好む好まないに関わらず強制的に協力したことになると言わないといけません。
今回のことが明らかになって都合の悪い人間と言えば、間違いなくあの男で、14日に岸田総理から財務省に今回の方針転換の指示があったという話ですが、おそらくその向こうにあの男の指示があったのは言うまでもないのは多くの人が思っていることでしょう。
もしこの件を「(明らかに)違う。証拠を出せ」とか言う人がいれば、逆にそれはあまりにも社会を見る目がないことをご自身が自覚しなければならないでしょう。
どちらにしても、このまともな筋が通らないままではダメなことは明らかで、国民全体がいつかひどい目に遭う時がくるでしょう。
それまでの間に国民全体が声を上げることができるかどうかが鍵になってきます。
これを読んでいるあなたも見極めることできる国民になってください。
見極める国民になるためには、まずはテレビ・新聞の報道を見極める能力をつけることが重要でしょう。
今回の報道でも冒頭にリンクした記事のように、赤木俊夫さんの妻雅子さんと弁護士の会見で、雅子さんが「ふざけるな!」と言っていること自体を政府やあの男に忖度して報じていないマスコミがほとんどであることを知っておくことが必要です。
マスコミがおかれている状況とマスコミが報じていることの向こうを想像し見極める、それが重要です。