もう、僕個人的には「いい加減にしろ!」という気持ちの出来事です。
今月になって新潮が【独自】記事として出してきたこちらの記事。
「またか。」と思われた方は当然で、「すき家」は2014年にも深夜営業の時間帯での「ワンオペ」労働が問題になった時期がありました。
深夜営業の接客業で「ワンオペ」なんてありえない、それも全国展開しているチェーン店で。
と思っていただけに当時の僕はビックリしていましたが、その時に考えてみると、それまでに深夜に数回「すき家」に食べに行ったことがありますが、確かにいつもひとりで、僕は「たまたまもう一人が休憩中なんだろう」とぐらいに勝手に思っていたのですが、ずっと深夜にひとりだったのです。
実は僕自身も20年ぐらい前に深夜営業の接客業の経験がありました。
その時ですら、2人体制が基本で、1人になる時はシフトの関係で朝の6時~8時の間の2時間と土日の深夜営業。そのうち土日の深夜営業はビジネス街ということもあり来客自体がなかったので、土曜日の夜から月曜日の朝まで営業自体がなくなり休業日になりました。
そのような経験がありますので、有名な企業で「すき家」のような「ワンオペ」営業が行われていたことにビックリしたわけです。
また「すき家」に関しては個人的にも2009年の夏前ぐらいに東京の店舗で酷い対応をされたことがあり、その件を本部に苦情を伝えさせていただいたことがあります。その際の本部の対応も、さらに不誠実な対応であったため、以後、僕は「すき家」へはほとんど行っておらず、2014年の件以来もさらに行っていません。
このあたり、2009年に当時「すき家」と同じゼンショー系列の会社が運営していたハンバーガーショップの「ウェンディーズ」が全店舗閉店し、ゼンショーがハンバーガー事業から撤退した際にもこのブログに記事を書いています。
その後、2019年には店員による不適切動画の問題もありました。
上記リンク記事にも書いていますが、客のクレームに誠意のある対応ができない会社に、従業員に対してもちゃんとできないのではないか?ということですが、ちゃんとできていなかったのです。
さらに今回の件、
お亡くなりになった店員さんが「ワンオペ」の時に何かあった場合のための「ワイヤレス非常ボタン」を装着していなかった(別の文春の記事より)とのコメントをゼンショー側がされているようですが、そもそも「していなかったこと」には本人の問題もありますが本人だけの問題ではない会社の問題もあるでしょう。
そしてさらには、あれだけの問題になったのにも関わらず「ワンオペ」の時間帯が残っていたのも問題があるように感じます。2014年から8年ほどたっていますが、基本的には完全に「ワンオペ」をなくす方向で取り組んでおくべきことだったでしょう。個人的な推測ですが飲食業の5時から9時までの3時間を1人で業務はしんどいように思います。
「ワンオペ」と簡単に言いますが、接客業ではトイレにすら行くことが難しいですし、今回のような急病(腹痛なんかよくある話)や強盗などの犯罪や悪意のある客(そんなの客じゃない)への対応等、仕事とはいえいろいろと負担が大きいわけで「その分給料で」などで解決するものではないと思っています。
このように、客のクレームに誠意のある対応ができない、従業員の管理や店舗運営の管理などができていない会社が、お客様に提供している商品(食べ物)も(衛生的にも)ちゃんと管理ができているのか?にも非常に個人的ではありますが疑問を持ちます。
関連リンク。--------