先日のWBC(ワールドベースボールクラシック)は、日本の復活優勝のような形で幕を閉じた。
選手も観戦していた日本国民も盛り上がったお祭り騒ぎに、観ていて妙な違和感を感じたのは、やはり僕だけだったのだろうか?
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そんな日本の優勝にケチをつけようとしているのではなく、今回、WBCを主導したアメリカにケチをつけたいのだ。
特に、2次リーグ・日本vsアメリカで起った、いわゆる「疑惑の判定」は各マスコミを非常に賑わせた。
そのあと行われた、アメリカvsメキシコでも、また同じ審判がきわどい判定をしたことが報じられていた。
日本のマスコミは、その原因に諸説書き連ねていたが、僕はその根本的な部分に、アメリカの国民性とも言える部分を感じられずにはいられなかった。
WBC、次回への改善点。
それを一つ一つ書けば、いくらでも出てきそうな勢いがあり、きりがない。
そうではなく、つけたいケチを強いて一言で言ってしまうならば、
アメリカ仕事
という言葉がちょうどいい。
一度判定した結果を覆してしまうことも、
そもそも、アメリカ戦でアメリカ人が審判をやってしまうことも、
…そう思う。
視野を広げて言ってしまうなら、
今年に入って早々、アメリカからの輸入牛肉に危険部位が混入していたのも、
自由と平和を勝ち取るために、と、力まかせに人を殺し続けて、結局、未だ平和が来ていないイラクも、
いわば、アメリカ仕事だと思う。
要は、理念だけは極めて美しくし、その目標達成のために手段なんかそもそも選ばなくてもいい、選ぶつもりもない…、そんな考え方を良しとするような風潮がアメリカには見え隠れする。
そのような中で、今回の日本の優勝は日本人の緻密さが実を結んだ結果だと思っている。たとえ不利な環境であっても、その緻密さは幸運さえも引き寄せる力を持っていた。
僕は、そう思う。
TB。--------
「同: 寒むおま。」