まぁ、枝野さんが総理大臣になっても同じだと僕は思うのですが、
それはまだ日本の野党勢力が成熟していない、具体的に言えば何度もこれまでに行われた離合集散によって、いつまでたっても野党勢力を担う政治家に政権運営能力が育たず未だ理念に先走っているからであって、乱暴に言えば、このまま立憲民主党がそれこそまっとうに長く政党として続くのであれば、次の選挙では政権を担わせて、十分に政権運営能力をつけていただいてもいいんじゃないか、と思います。
ただ、次がダメなら、その次はないと思います。そしてそのまま自民党が今以上に変になるなら日本はまたおよろしくない道に向かうのでしょう。
それだけに次に政権を担うのであれば、もちろんのことながらこれまでのような失敗は許されませんし、後がない覚悟でしっかりやっていただきたいのです。
それにしても、自民党の人材の層が薄くなったと思います。
それこそ枝野さんが言うように、4人とも自民党ということもあってか主張する政策に大きな違いがないために本当に「誰でも同じ」と思ってしまいます。
これは、いつまでたってもヨボヨボの重鎮が残っているから有力な次世代が出てこないのか、それとも、いつもでも有力な次世代が出てこないからヨボヨボの重鎮が残らざるを得ないのか、どちらにしても悪循環でしかありません。
先日も書かせていただいた政治家の「劣化」という部分にも重なる話だと思います。
どちらにしても、「誰でも同じ」という言葉に思うのは昔から政治的無関心を促すパワーワードだということです。(もちろん政治と言うものはつぶさに見ていないと「誰でも同じ」と感じてしまいます。)
この言葉に誰もが納得し、政治に対して関心を失くしていきました。それは非常に問題なことです。
また、それを野党筆頭と言える人物が与党のこととはいえ、マスコミに言ってしまうのはあまり良いこととは言えないと思います。
自民党の総裁が誰になるかで次の衆議院選挙も戦い方が変わるはずです。(むしろ変わらないと戦略としておかしいはず)せめて、「誰がなっても受けて立つ」ぐらい言わないといけないと思います。(もう次への失敗が始まっているのかもしれません)
また、マスコミも自民党の総裁選ばかりに重点をおいて報道するのではなく、
新型コロナ関連のほうが優先でしょうし、そもそも枝野さん自身も指摘しているコロナ禍の中で総裁選をしてしまう自民党の問題性や野党も枝野さんだけではないのですし、ほかにも取り上げないといけないことは山のようにあるはずなのに、なぜ日本の一部の人にしか投票権のない自民党の総裁選に報道が偏るのか?マスコミもどうかしていると思わざるを得ません。
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