先日、発表された、Appleの上記修理プログラム。
いつものように、「#Appleだもの」とつぶやくだけではいけないように思いました。
僕は該当製品を持っていませんが、Appleに対して「いかがなものか?」と思っています。
どうしてか?と言いますと、
iPhone6s および 6s Plus は、最初の発売が 2015 年の秋でした。
今回の修理プログラムで対象になっているのは、2018 年 10 月から 2019 年 8 月までの間に製造されたものになっています。つまり、最初の発売から、3年たったモデルで、なぜこんなことが起こるのか???
さかのぼると、iPhone 6s には、以前こんな修理プログラムがありました。
このときも電源系(バッテリー)でした。
でも、このときの対象になったのは、2015 年 9 月から 10 月までの間に製造されたもので、いわば、「初期不良」といえ、まだありえる話であり、当時の僕も「しかたないのでは?」と思っていました。
しかし、今回はもちろん「初期不良」とは言えませんし、iPhone 6s に限って言えば同じモデルで2回も電源系の問題が製造時に起こったと言えます。いったい製造管理はどうなっているのでしょうか?2回も起これば、そのような疑念もいだきます。
悪く考えると、Appleが、iPhone6s および 6s Plus に対して旧モデルとして扱い、意図的に品質を落として製造しようとしたことが推測できます。でも、本当にそうであるかはわかりませんし、秘密主義をつらぬくApple様ですから、そうであったとしても明らかになることはありませんが、通常、このような機械モノは発売されてから年数が経って過去モデルとなってくるとハードウェア的に動作が安定してくるものです。
それが安定どころか、修理が必要となる状態になるとは…。
今回、対象の 2018 年 10 月から 2019 年 8 月までの間に製造された、この iPhone6s および 6s Plus を購入したユーザーは、おそらく格安SIMなどを利用して、今でもご使用されている方が多いのではないか?と思います。また該当の症状に遭遇され、ご苦労されているユーザーの皆様にはお見舞い申し上げます。
「無償で交換するからいいだろ?」という声がどこかから聞こえてきそう(それをさらに「素晴らしい体験」とか言うからユーザーの感情逆撫で。)ですが、ユーザーはこの修理プログラムを受けるために、
- データをバックアップしないといけない。(でも、何もなくても普段からバックアップしておいて下さい。)
- 「iPhoneを探す」をオフにしないといけない。(Apple IDとパスワード忘れてたら結構手間です。)
- Appleの公式の修理店に出向かないといけない。もしくは、郵送で送らないといけない。(そこで、今回の修理プログラムを適用されるかはその時の判断。)
などの手間が発生します。
問題なくうまく終えればいいですが、おそらく多くのユーザーでたまにしかしないことをやるのですから、うまくいかないこともあるはず。ましてや、症状に遭遇していて、電源がまったく入らず、特に、「(最新の)バックアップが取れない!」、「Apple IDとパスワード、忘れた!」というケースもありえるでしょう。その時はその旨をAppleへ相談してみて下さい。(TEL:0120-277-535)
どちらにしても、
僕が今回言いたいのは、
このような修理プログラムを実施しなくていいように、最初からちゃんとした製品を生産してほしい、少なくともその努力を全力でしてほしい、
ということです。
などと書いていたら、また、↓こんな不具合が出てきています。
これも、最悪の場合、修理が必要になるようです。
皆さん、もうそろそろ気づきませんか?