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ヌデレバさんについての余談。

2006年02月07日 03時05分00秒 | 「徒然随想。」
先日、行われた「大阪国際女子マラソン」。
このマラソンのスタート&ゴール会場になった長居陸上競技場のプレスルームに、ヒョンなことからお邪魔する機会を得たので、行って来た。

結果はご存知のとおり、優勝したのはケニアのキャサリン・ヌテレバさん。
2位、3位には、日本人の小幡さんと嶋原さんが入った。

競技が終わり、一段落してプレスルーム内に設置された会見場で記者会見が始まったので、僕も用事ついでにその場に居合わせることになった。


最初に姿を現したのは、2位の小幡さん。
33km付近まで、トップを走りベテランの貫禄をみせたこともあり、会見は終始なごやかな雰囲気で終わった。
その後、入れ替わってヌテレバさんが会見場に。
疲れているので手短にお願いしますと陸連の方から注意が入ったせいか、報道陣がなぜか遠慮気味?
しかし、出る質問も不躾なものになり、なんとなく先程の小幡さんの時とくらべるとその場の雰囲気が幾分悪くなっているように感じた。
どうも、あのまま小幡さんがトップでゴールした方が、その場の報道陣には、記事が書きやすかったのか、または記事の扱いの関係か、都合が良かったようである。
それでもヌテレバさんは、ひとつひとつの質問に丁寧に答え、結局、それなりの時間の会見になった。

そんな不躾な質問が横行した中でも、ひとりだけ礼儀をわきまえて質問する人がいた、関西テレビ(フジテレビ)の中継で解説をしていた増田明美さんだ。
彼女は、まず質問に先立ち、ヌデレバさんにお祝いのメッセージを述べた。この会見で後にも先にもヌテレバさんにお祝いのメッセージを述べ質問をした報道陣はいなかったと思う。
そして、質問もすでに彼女の中でまとめられており、手際が良い。2つの質問を続けて手短に投げかけ、ヌテレバさんも答えやすそうだった。もちろん、質問に答える前に、お祝いに対するお礼「ありがとうございます。」を述べたのは言うまでもない。

そして、会見の最後で、ある記者から子供に関する質問(ヌテレバさんはママさんランナー)があって、
その答えに、

子供は神様からの恵み物であり、喜ばしいことと考えるべきです。ですから、なにも生活に苦痛を与えるものではないはずで、むしろ、子供を得たことによって私は強くなったと思っています。


という主旨の発言をしていたのが僕には非常に印象的だった。
それまでの質問に対する答えの中でも、幾度となく「神様」という言葉が出てきて、その言葉から僕は、ケニアの「自然」を連想し、自然と共存しているであろうケニアでのヌテレバさんの生活を想像し、それが、自然=神様に対する畏敬の念をいだかせているのだろうと思った。
そして、それこそが彼女が強い理由なのではないか?と、うまく説明できないが漠然と、そう思った。

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