はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

初冬の今城塚古墳をぶらり

2021-12-09 19:15:15 | 古代史の舞台を歩く
久しぶりに高槻市にある今城塚(いましろづか)古墳を訪ねました。
この古墳は何度か訪れたことがあり、これまでもブログにも書いたので覚えておられる方もあるかもしれません。
今城塚古墳は真の継体天皇陵と考えられている古墳です。
天皇陵といえば宮内庁により厳重に管理されており、立ち入る事は出来ません。
ところがここは公園になっていて、古墳の上にも登ることができます。
古墳ファンにとっては大興奮の古墳なのです。


継体天皇は、越前(あるいは近江)から来たとされています。応神天皇から5代目の孫にあたるそうです。楠葉宮(大阪府枚方市)で即位しましたが、大和に入るまで20年もかかったそうです。




とかく謎の多い天皇ですが、今の天皇につながる天皇だと考えられています。継体天皇の孫である用明天皇の子が、あの聖徳太子です。




墳丘の道は、どこかの山を登っているような道です。




木の間からは高槻市の中心部が見えました。




後円部の石室のあったあたりですが、戦国時代の伏見地震で崩壊したそうです。




今城塚という名称は、戦国時代に砦として使われていたことに由来するそうです。




今城塚古墳には埴輪祭祀場があったそうです。




復元された埴輪が当時を物語ります。




この日は、まるで秋のような気候でした。




古墳公園は市民の憩いの場になっていました。




フユザクラが咲いていました。




フユザクラ越しの今城塚古墳です。




古代歴史館にも入りました。1/100の模型ですが、美しい姿をした古墳です。




当時は葺石に覆われていたようです。




近くにある太田茶臼山古墳(継体天皇陵古墳)です。もちろん立ち入り禁止です。




フェンス越しに眺めた太田茶臼山古墳です。こちらも立派な古墳で大王級の人が葬られているのでしょう。




このあと藤原鎌足の墓といわれる阿武山古墳に向かったのですが、遠くてあと2キロという所でリタイヤしました。
また次の機会に訪ねたいと思います。



※訪問日 2021.12.9


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
埴輪 ()
2021-12-11 08:25:27
お早うございます。

ここは近畿の古墳にしては、珍しく登れるのですね。
行田のさきたま古墳の将軍塚古墳も、埴輪が周りを囲むように置かれていますが
これはやはり秦の始皇帝の兵馬俑からきているのでしょうか
埴輪により聖域を区別するということもあるようですが、非常に興味深いです。
それにして1/100スケールの模型は綺麗な造形です。
この当時から測量技術は群を抜いていたのでしょうか。
いろんなことが想像されます。
返信する
Unknown (はりさん)
2021-12-11 09:26:00
信さん
おはようございます。
近畿にある天皇陵といわれる古墳は立ち入り禁止ですが
今城塚古墳は天皇の祖先が葬られているにもかかわらず
古墳の墳丘に立ち入ることができる稀有の古墳です。
埴輪の歴史はよく知りませんが出土する埴輪から
その古墳が造られた時代がわかるそうです。
古い時代にこんな大きな古墳が造られたのですが
測量技術の素晴らしさに感嘆しますね。
いつもありがとうございます。
返信する

コメントを投稿