今週の火曜日に開かれた2月のESUJ English Club (http://www.esuj.gr.jp/english_club/jp/index.htm) で
ロシアから来日し東京大学にて言語学を研究されているタチアナ スニトコさんの
"Surpassing languages and cultures: a way to understanding" と題した話を聴きましたが、その中で日本人の「思いやり」に対して西洋の "Schadenfreude" の気持ちという一節がありました。 この "Schadenfreude" は他人の不幸を喜ぶ気持ちを意味している言葉です。米国人のスーザンさん(ESUJ常務理事)が、この言葉を彼女も数年前に初めて耳にしたのですが、最近はよく見聞きするので覚えておくと良いですと仰っていました。
実は私もこの1週間程の間にこの言葉を2度目にしました。まずアルク社のEnglish Journal 2月号のBen Affleckとのインタビュー記事にAffleckが "Superman crashes car. Faints at sigh of own blood. Man of steel, blah, blah, blah" - a kind of wry, sort of, schadenfreude, slightly smug, detached putting down of people who are supposed to be elevated." その次はメルマガのArcaMaxの配信で: Today's Word "schadenfreude" (noun) - A malicious satisfaction obtained from the misfortunes of others. "Schadenfreude" はドイツ語から来ており Schaden は "damage"、Freude は "joy" を意味し、ドイツ語のように語頭を大文字で始める場合が多い、と説明がありました。
スニトコさんの話に戻りますが、最近の日本人には "Schadenfreude" が多いとは言いませんが、道路上のペットボトル等のゴミ、混雑している公共場所での喫煙、自転車の無灯火運転等々、他人に対する「思いやり」は残念ながら減っていると感じるのは私だけでしょうか。