山浦清美のお気楽トーク

省エネ、農業、飛行機、ボウリングのことなどテーマ限定なしのお気楽トークができればと思っております。

EM菌で除染?

2012-11-04 | うんちく・小ネタ
 原発事故で放射能に汚染されている地域で、”EM菌を散布することによって除染が可能”との触れ込みで、EM菌を販売している業者があるとネット上で話題になっております。

 また、「農業の常識は、自然界の非常識」「農業の常識は、自然界の非常識」-その2の中で記述があった、光合成細菌とEM菌を半々に混ぜて散布すると効果があるといった情報もネット上にありました。

 私は、この道の専門家ではありませんが、その効果に関しては否定的な考えを持っております。

 ここでは、除染に有効無効の議論をするつもりはありません。EM菌を販売している業者が、利益を得るために販売しているのであれば、その効能を保証する必要があることを指摘しておきたいと思います。EM菌を無償で提供しているならば、生態系や環境に悪影響を与えない限り、これを問題にする必要はありません。

 しかしながら、有償で販売しているとなれば、これは別問題です。自らが主張する効能、即ち除染ができるという事実を科学的に証明できる必要があると考えます。業者自らが行った試験・実験のデータの明示だけでは不充分であると考えます。できれば、複数の公的機関による検証が必要であろうと考えます。

 そんなにEM菌が除染に有効であるならば、それはノーベル賞級の画期的な出来事です。除染は国家的な重要プロジェクトです。研究機関等は、そのようなことに構っておられないという考えは理解できますが、この際無用な議論に黒白をつけるためにも前向きに取組んでいただけないかとお願いする次第です。

とうとうやらかした田中文部科学大臣

2012-11-03 | 政治・経済・社会

 柄にもなく今まで自重しておられたのに、とうとうやっちゃいました。ことの是非はともかく、これでは文科省の面子は丸潰れでしょう。報道によりますと事前に首相や官房長官には通知してあったとか。と言うことは首相周辺が了解したことなのか、それとも田中大臣の暴走かの何れかということでしょう。前者であれば感覚が鈍いとしか言いようがありませんし、後者であれば「野田新改造内閣の顔ぶれ」で指摘していたような事態となるでしょう。もう一人の田中大臣は「国会を開けば終わる民主党」どころか国会召集前に、あえなく撃沈されてしまいました。

 何となく訝しく感じるのは、何で今頃田中大臣がこのようなことをなさるのかです。極端な言い方をすれば、大学の設置認可などといったことはどうでも良く、何でも良いから言いがかりをつけるものが偶々この問題であったのではないかと思われます。どなたかと気脈を通じ合っているのか、それともリモコン操作されているのではないかと思えてしまいます。

 最初は何時か野田政権の命取りとなる時限爆弾のような存在ではないかと思っておりましたが、今このタイミングでの爆発は、予め内閣に送り込まれた刺客であると考えると何となく合点がいくように思われます。少々妄想が過ぎているかも知れませんが・・・。


どじょう宰相に打つ手なし?

2012-11-02 | 政治・経済・社会

 掴もうとすればするりと抜ける。正にどじょう宰相の面目躍如ということでしょうか?

 業を煮やした自民党も首相が掲げた3条件を丸呑みしてしまいそうな状況です。デッドロックを打開するために政権与党が野党の案を丸呑みするという話は聞いたことがありますが、これでは本末転倒というべきでしょう。

 自民党が条件を丸呑みしても、果たして衆議院解散を勝ち取れる保証はあるのでしょうか。新たなる条件を持ち出す可能性は充分に考えられます。景気対策などといったこともちらほらと布石が打たれているようですし・・・。

 ここは国民生活に影響が大きい特例公債法案は別として、安易な妥協をすべきでないと思います。どの道、民主党は解散引き延ばしのため妥協が出来ないようなことを次から次へ持ち出して、酢だの蒟蒻だの屁理屈をこね回すことでしょう。

 要は、ひたすら解散時期を引き延ばしたいというの勢力が民主党の中には多いのですから、例え首相が解散を決意したとしても全力で引き止められるでしょう。下手をすれば、先の見通しも無いのに野田おろしが先鋭化するでしょう。民主党議員の保身に振り回される国民こそ哀れと言うものです。しかし、その民主党議員を選んだのも国民です。

 この上は、民主党内の良識ある勢力に期待するしかありません。駄々っ子を黙らせるには、これしか手が無いように思います。10人以上の勢力が離党をちらつかせ、「二言目には・・・」で書いているように内閣総辞職の上、下野することしか民主党の生き残る道はありません。今までの失敗を認め、解党的出直しをするしか方法が無いでしょう。でなければ民主党は壊滅の道しか残されていないと思います。

 最初に掲げた民主党の理想、それが何故失敗したのか。この現実と民主党議員は真摯に向き合っていただきたいと思います。これまでの反省と新たな理念を掲げて出直すくらいの姿勢が無い限り、民主党の再生はあり得ないと考えます。

 どうかこれ以上国政を混乱させないようにしていただきたいと考えます。そのためにも民主党に残っているだろう良心に期待します。