東洋医学の実践的理論研究~人間が病むということの過程的構造からの東洋医学的治療論の研究~

人間が病むということの過程的像から、鍼灸等の問題を説いてみたいと思います。よろしくお願いいたします。

「Chef〜三ツ星の給食〜」に視る達人への道

2016-11-25 22:09:47 | 日記
TVドラマ、「Chef〜三ツ星の給食〜」を、これが達人への道の具体的なありかた!?との思いで楽しく観ている。

「Chef〜三ツ星の給食〜」は、レストランのオーナーの策略でクビになった、天海祐希演じる三ツ星シェフが給食の調理員になり、三ツ星シェフである自身であれば、給食でも「最高に美味しい!」言わせることが出来る筈とのプライドで悪戦苦闘しながら給食をつくっていく、という物語。詳しくは、実際に観ていただきたい、と思うが……。

このドラマで描かれる、三ツ星シェフが「給食」や「屋台」というハンデを物ともせず、「美味しい!」だけでは満足せず「私の料理はいつだって最高に美味しい!」とのプライドで、悪戦苦闘して「最高に美味しい!」と言わせる料理をつくっていく。という実践が『武道空手學 概論』(南郷継正他著 現代社)で説かれる、実力を発揮出来ない状態での闘いの修業そのものである。と思えたことである。

また、「Chef〜三ツ星の給食〜」で描かれる三ツ星シェフの姿をそのように捉えられると、それがほぼそのままの形で、自身の手技療術の実践のありかたを達人への道へとする方法の具体像へと転化出来た、と思う。

現在の病院での、10分前後の施術も、基本的には素手での手技以外は使えない、強圧は出来ない等の制約も、満足のいく条件での施術が出来ない。とマイナスに捉えるのでは無く、「自身の手技療術は、いつだって最高に効く!」とのプライドを持っての、患者に「最高に効いた!」と言わせる施術としていく過程にこそ手技療術の達人への道があるのだ!と捉え返すべきだと思えた。

星野光子シェフの高きプライドに負けぬよう、全力を尽くしていきたい。
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