トマス・アクィナスの真理の二重性の問題。まさに自身の立場と同じ、と実感する。クリニックで働く鍼灸師が必ず突き当たる問題に、医師の診断と(自身の)鍼灸師としての診断が往々にして矛盾するということがある。(これは、東洋医学的となると必ず、ということになってくる)具体的にいえば、「先生に五十肩といわれた」として来る患者の挙上時の肩関節の痛みが、頸椎 . . . 本文を読む
トマス・アクィナス(1225〜1274) 「......「スコラ哲学の王」と言われる中世最大の体系家。......その当時、アラビアユダヤ哲学を介して西欧に入り来ったアリストテレスに集約せられるギリシャ哲学の合理主義を、キリスト教会の伝統と総合し異教に優越する信仰を論理的に基礎づける。......」(哲学人名辞典 アテネ文庫) トマス・アク . . . 本文を読む
鍼灸分野のブログで、トマス・アクィナスの問答法だとか、たった一人の二人問答(アリストテレス)だとかと言うと、「それが鍼灸にいったい何の関係があるのか?」「東洋医学や東洋思想ならばまだ分からなくも無いが、トマス・アクィナス?問答法??それが鍼灸に役立つ、関係があるとはどうしても思えない。」との反対、拒絶の声が当然にある、と思う。 . . . 本文を読む
ブログ再開後の予定としては、まずは『鍼灸如何に学ぶべきか』の総括をざっとすませて、『東洋医学の理論』を始めるつもりであった。しかしながら、自身の過去のブログ記事をいくつか読み返してみると、なかなかしっかり書いているなあ(自画自賛🙏)との思いへとなっていって......これは、少しばかりの準備運動が必要との思いとなった。そこで、まずはいくつかの短いものを書 . . . 本文を読む