東洋医学の実践的理論研究~人間が病むということの過程的構造からの東洋医学的治療論の研究~

人間が病むということの過程的像から、鍼灸等の問題を説いてみたいと思います。よろしくお願いいたします。

じゃんけんロボの二つのありかた〜対象の構造に分け入る二重性〜

2016-11-24 17:15:58 | 覚え書
「じゃんけんロボ」の不敗の二重性に視る、達人の闘い。

昨夜、TVで「じゃんけんロボ」なるものを紹介していて、出演者との勝負では全勝であった。その不敗の構造は、「通常、人間がじゃんけんで何を出すかは、出す以前の動きとの関連性があって、その何を出すか以前の動作を、カメラで捉えて学習=データの集積をすることで、何を出すかを予測する。」ことで高い確率で勝てる。また、「じゃんけんを繰り返すことでより強くなっていく。」ということであった。

これは例えば闘いの場において、無駄な予備動作が相手に技を読まれての、隙にもつながる。ということと同じこと。と思う。

また、このことで「じゃんけんロボ」に興味をもってネットで調べてみるとじゃんけんに必ず勝つロボットという動画があった。こちらは、「じゃんけんで何を出すのかを瞬時に見極めて、瞬時に出すことで勝つ。」というもので、いわば後出しではあるが……。

しかしながら現実的には、武道、武術の闘いは生命賭けの勝負であるから、当然に前者のありかた+後者のありかたであろう、とは思う。

また、このことは、診断の構造、脈診の構造にも同じものがあるのでは、と思える。

現在、鍼灸学校での「脈診」の授業も、脈状診から比較脈診へと進んで、出来る出来ないは別として、「脈診」というのはこういうことをしようとしているのだな、ということが分かって来たので、「脈診」については近いうちに整理する予定である。
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