MJHA(日本を再び健康な国に)〜東洋医学の実践的理論研究~

MJHA(日本を再び健康な国に)という志で、食・運動(姿勢)・休息(睡眠)に関わる問題等を論理的に説きます。

(加筆)粗悪艾の透熱灸(4)〜相互浸透的上達過程〜

2024-11-06 13:23:00 | 鍼灸術・手技療法術
16/12/29 08:00

粗悪艾での透熱灸で火傷をつくらない工夫している。そのことの意義について。

粗悪艾で透熱灸の効果に、「これで、火傷さえ無ければ。せめて、痕の残らない火傷であれば。」との思いで、艾柱の形状、捻りの硬さ等の工夫をし、自身で試している。

それは、なかなかに思う結果が得られない試行錯誤の繰り返しであるのだが、次第次第に、「こういう艾柱が良いだろう」というもののイメージが固まりつつある。

その試行錯誤の一環として、上質艾による透熱灸も行なっている。これは、上質艾の方が自在に艾柱を作ることが出来るからであるし、また、目指すイメージが「粗悪艾で上質艾の様な透熱灸を!」ということであるから、であるが、粗悪艾での透熱灸を工夫しだしてから、上質艾での透熱灸が、ほとんど火傷をさせないで行える様になって来た。ということに気づいた。

これは、斬れない刀で斬ることや左手の訓練と同じ意義があった、ということである。と思える。そう考えると、逆に、粗悪艾の透熱灸の上達の為には、上質艾での透熱灸を行うこと、かつそれが上達していくことが必須である、と思える。要するに、粗悪艾と上質艾の相互浸透的な上達が必要なのだ。と思える。
粗悪艾の艾柱の形状もそれなりに……。

【必死に工夫してるのが尊い、とは思う。

当時、自分の身体を実験体にお灸の練習しまくっていたから、手足はお灸跡だらけになって、お灸の教員から、お灸跡だらけだと、将来、患者が怖がると叱られた、思い出があるなあ。.....画像は8年後のお灸跡】

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