10月12日(木)
丑三つ時を過ぎて、…
オヤ?もう午前5時?と~勘違い
まだ、3時過ぎなのに、ガバッと起きてあわてて時計を見よう~と、
眼鏡を手探りして、その手が滑り、
コロリ~ンと一瞬の後悔…「眼鏡のつる」が妙な手応え~で、破損
アーア、しまった
強力接着剤で、うまくくっついた~と確認して、ホッ~
また暫し横になった。
だが、朝、洗面後、手にとってかけてみようとすると、
イヤな予感が的中 案の定、…妙に脆くポッキリ
悪夢真っ二つに
がっくりし、慌てたが、応急処置の時間が無くて、仕方がない。
で、とりあえず午後から、眼鏡屋さんへ行かねば
ドジな私眼鏡の必要のない夫は、
「視力障害者は全く大変だね~でも、これで何かの厄落とし、大難が小難で済んで、命が助かったのかも…」
と、降り掛かった災難の最中にしてると、珍しく慰めてくれた。
さて、気を取り直して… いよいよ本日は
「第43回北九州市私立幼稚園PTA大会」当日となり、
総合司会役の当園P会長田仲恵理子さん、副会長の畑さんと一緒に
来賓受付の役目の我々三人だけは、
他の方々より一足お先に交通渋滞を避けて8:30出発
さて、『食育』が昨今叫ばれている。
そこで、今年は、北九私幼連の仁保会長のご尽力で、
テレビ『世界一受けたい授業』の番組で一躍注目の
東京農大応用生物科学部教授小泉武夫先生が、ご講師というので、
参加希望者が増え、全体では、800人を超えました。
受 付 9:30~続々といらっしゃった。
畑さんが田仲さんとともにいらっしゃり、お手伝い下さったので
、控え室へのご案内もスムーズに行き、有り難かった。
第一部 PTA大会10:30~11:15
北九州市長末吉興一氏他、国会・県会・市会でご活躍中の
多くのサポーターのご臨席でした。
特に、末吉市長さんは、5期20年間にわたり政務に携わり、
就園奨励費などを保護者負担軽減のためにご配慮くださった。
最後のご臨席。
今後も、残りの任期をお元気に全うくださるよう~心よりご祈念です。
第二部 研修大会11:15~13:00
『心と体を育む食事学』
小泉武夫先生62才、体力には自信ありなのだそうですが、
以下講演内容の要約、ご紹介です。
まず「いただきます」食べることの 意味 ~「食育」とは?
「食育」は子どもに対する教育ではなくて、大人に対する教育。
NHKテレビ『クローズアップ現代』での問題点解説。
小学生への質問「食べることの意味は?」
食べたら熱のある状態に~
日本の子どもは可哀想。
素晴らしい日本の国の文化を教わっていない。
蒙古民族の遺伝子・家族の遺伝子・個体の遺伝子が~
40年間に肉の消費量が4倍になった
油は3.7倍に
アメリカナイズされた食文化が、戦後日本を席巻
肉を食べると、アシドーシスで血液が酸性になり、
それを中和するために骨からカルシュームが抜けて出て、
その結果骨が弱くなり…骨折、朝礼中に貧血で倒れる…
中性脂肪が上がる、コレステロールが増える等…
肉を食べるとき、ミネラル分の摂取不足に陥りやすくなり、
その結果、狩猟民族のようにカーッとなりやすくなり性格まで闘争的に変わる。
なぜなら、アドレナリンが増えるので、
日本人本来の穏やかな性格が→凶暴切れやすくなるともいわれた。
沖縄県のキャンペーンの例を考えさせられた。
昔は魚、タム(芋類)や海藻中心で「医食同源」の食事で、日本一長寿県だった。
ところが、発酵食品や野菜中心のメニューから、欧米化した献立へ…
長寿の伝統食から、ファーストフードへ…
今、その間違いに気づき再びキャンペーン中。
子どもたちへの配慮から、民族の誇る伝統食を、
行政の(文部省?みたいな)機関が素早い対応を「給食」の現場で~
迅速にキムチや伝統食の摂取を働きかけ、歯止めを掛けることができたらしい。
韓国の行政の敏感な危機感からの素早い給食での対応と、
日本の対策の打ち方が悠長で呑気、この違いも問題視。
日本では、なかなか危機感がなくて、
素早い対応を~伝統食の摂取をキャンペーンは出来ず…
「お金さえ出せば、レストランや学校の給食は、いただきますも言う必要はない~という考え方の保護者がいる」…という嘆かわしい現実がある。
「便」がご専門の神戸の先生との楽しい夕餉で、
話題にのぼるのは~
日本人の「便」が悪くなったのだそうです。形状も、色も、臭いも。
そして、癌や成人病が増えたのは、食事が肉食に偏って、
日本の伝統食を食べなくなってきたのが大きな原因だそうです。
それに、価格破壊で、外国産の値段の安い食料輸入に頼って、
自国の安心安全な食品を食べなくなったのも大問題。
食糧自給率が日本は38%に落ち、農業の後継者も激減。
因みにドイツ100%、
フランス138%、アメリカ127%、カナダ184%、オーストラリア328%
21世紀は、食料が戦略武器になる。
中国から輸入していた大量の大豆が、自国での消費に充てられ始め、
日本には来なくなり、不足分を遺伝子組み替え食品が、補う羽目になり、
残留農薬の問題や、防腐剤、食品添加物の問題もある。
賞味期限切れで、神経質な日本人は、美味巡礼のグルメ三昧で、
一方どんどん捨てている。
大人1人500㌘食べたとして、
毎日300万食分も捨てている。
本当は、自国での自給率がひどく落ちてしまい、
輸入に頼らなくてはコンビニの幕の内も出来ない現状で、
食料が不足しているにもかかわらず… じつに勿体ない。
以下は、小泉先生からの提案
①海草類を食べましょう。
②根もの野菜(ゴボウ・蓮根・芋類・大根・人参・山芋…)を食べましょう。
ぬか漬けなど発酵食品の漬け物も薄塩でたっぷりと。
③魚を食べましょう。但し、養殖でないもの。
④豆類を多く食べましょう。(特に大豆製品~納豆・味噌・具だくさんのみそ汁)
⑤パンではなく、ごはんをもっと食べましょう。
それぞれの家庭の伝統の味や文化を代々伝えていく心が大事
「あなた(魚・肉・野菜・果物・穀類)の、いのちをいただきます」
総合司会田仲恵理子さん落ち着いて堂々としていて、
プロのアナウンサーみたいな良い声で、さすが~でした。
ご参加の皆様、お疲れさま、有難うございました。