2010年3月22日 10:00-11:00:NHK教育テレビで Nコンの
課題曲を歌おう(第77回) 課題曲の発表・紹介がありました。
さてNHK全国学校音楽コンクールとは?
日本教育音楽協会、全日本音楽教育研究会 http://www.jsme.net/が主催する
小・中学校、高校の合唱サークルによる合唱コンクール
(かつては合奏部門もあった)です。
全日本合唱コンクール http://www.jcanet.or.jp/jca/concour/index.htm
と並ぶ二大コンクールの1つであり、通称はNコン。
1932年に「児童唱歌コンクール」として開始、2010年度で第77回を数える。
1962年から現在の名称。毎年夏から秋にかけて開催され、
例年全国で2,300校を超える学校の参加がある。
コンクールは大きく小学校、中学校、高等学校の各部門に分かれる。
参加希望校は主催者が各部門ごとに新たに作曲を委嘱した課題曲
(本日NHK教育テレビで発表)1曲と、出場校が独自に選択した自由曲
(規定時間内であれば何曲でもよい)を歌うことになる。
- 都府県地区コンクール
- 毎年7月から9月にかけ各都府県ごとに開催される都府県地区大会が行われ、その都府県地区での代表校を各部門ごとに選出する。面積が大きい都府県地区・出場校が多い部門では予選大会を行うところもある。
- ブロックコンクール
- 都府県地区大会を勝ち抜いた代表校がこのブロックコンクールに参加する。ブロックは北海道・東北・関東甲信越・東海北陸・近畿・中国・四国・九州の8ブロックに分けられ、各ブロックから1校(関東甲信越は2校)代表校決定。
- また、前年度の全国コンクール金賞受賞校(2006年度からは銀賞の受賞校も)が出場したブロックからはもう1校出場できることになっている。
- また、前年度の全国コンクール金賞受賞校(2006年度からは銀賞の受賞校も)が出場したブロックからはもう1校出場できることになっている。
- 全国コンクール
- 全国コンクールは全国各地のブロックコンクールを勝ち抜いた計11校が東京・渋谷のNHKホールで演奏を行い、金賞1校、銀賞1校、銅賞2校を決定する。
- 体育の日が10月第2月曜日に曜日固定されるようになり、全ての部門で生放送されるようになった2000年度以後はその前日の日曜日に小学校、体育の日に中学校(午前中)と高校(夕方)コンクール実施。
特徴:
小・中・高校各部門ともに合唱部・音楽部としての参加のほか、
学級・選択音楽等の授業クラスで参加する学校も多い。
人数は小・中学校は35名まで、高等学校は40名まで。
ただし課題曲と自由曲の間に15名まで入れ替えが可能なため、
合計で50名ないし55名が参加できる。
小楽器の演奏者(歌唱しない人に限る)は歌唱人数に含まれない。
課題曲は、全団体が公平に取り組めるよう毎年新曲が委嘱により
書き下ろされている。詞のテーマは前年の全国コンクール終了間際に
作詞作曲者とともに発表される。
完成曲は、毎年3月下旬に『課題曲を歌おう』という番組の中で
模範演奏が放送されています(本日放映でした)。
自由曲は小学校は4分以内、中学校は4分30秒以内、高等学校は5分以内
と決められている。
各地のコンクールの自由曲の演奏は、
NHKラジオの『みんなのコーラス』で放送されることもある。
- 過去のコンクールの演奏は、↓インターネット配信でも公開されている。
課題曲のテーマ 第68回から採用。
- 2001年(第68回):個が輝く時代
- 2002年(第69回):環境
- 2003年(第70回):希望
- 2004年(第71回):信じる
- 2005年(第72回):はたらく
- 2006年(第73回):出会う
- 2007年(第74回):つながる
- 2008年(第75回):そして☆未来へ
- 2009年(第76回):ジャンプ!
- 2010年(第77回):いのち
第77回(2010年度)大会 課題曲
共通テーマ「いのち」
- 小学校の部:「いのちのいっちょうめ」(同声2部合唱)
- 中学校の部:「I ♥ ×××(アイ・ラヴ)」(混声・女声3部合唱)
- 高等学校の部:「いのち」(混声・男声4部合唱、女声3部合唱)
昔、私も、小学生の頃、4年生から合唱部に属し、
放課後は、毎日講堂で歌っていました。
当時の小倉市立米町小学校は、最初は、木造の校舎で、講堂がありました。
(米町小学校と小倉小学校の統合)
西鉄の路面電車が走っていた通り(砂津)に面してありました。
そのあと、今の、AIM(西日本総合展示場)の場所に国鉄のガードをくぐり
北へ移転しました。
まるでホテルのような鉄筋コンクリートの校舎に建て替わりました。
私の記憶では、すべての教科に亘って先端を走る指導が行われていて、
特に文部大臣賞に輝いた最新の給食設備(リフト)と
温室や珍しい教材教具が揃っていて工夫を散りばめた理科教育が
とても有名でした。おかげで、私は、理科の実験が大好きでした。
また、後藤 崇(ごとうたかし)先生という児童文化の分野で有名な
口承童話の上手な先生もおられました。この先生は叔母の担任でした。
遠足の時には、必ず最初に面白い民話を聞かせてくださっていました。
楽しい思い出が数々ありますが、
特に、楽しかったのは、まるで
シューベルトの風貌の有川先生の熱心なご指導で、
合唱にもとても力が入っていて、半ドンの土曜日はお弁当を持って行き、
歌の練習に集中していました。
今は、母校は、児童数の減少で統廃合で無くなり、堺町小学校と一緒になり、
北九州市立小倉中央小学校になりました。
残念ですが、当時の面影を偲ぶものはもうどこにも何にも残っていません。
中学生の頃は、部活は、運動系だけしかありませんでしたから、
小学生の時のようにはNコン目指して練習はありませんでしたが、
その代わりに、英語の石田洋子先生が、英語の歌を沢山教えてくださいました。
高校生の時にも、またNコン出演目指し、福岡県立東筑高校は、情熱的に
米倉マサ先生が指揮され、自主的に楽しく練習し、よく頑張っていました。
今も、Nコン高校生の部では、後輩がよくがんばり原田テルミ先生のご指導で
時々入賞しているようです。
原田テルミ先生とは、先生が音大生時代に、私は、小学生で
夏休み中に父の勧めで毎年電車に乗って通っていた
『林間学校』で出会い、『もりの音楽堂』で 歌をたくさん習いました。
久し振りに45~50年以上前のことを思い出しています。
三つ子の魂百まで と言いますが、幼い日、多感な時に
青春時代までに経験したことは、後々まで 人生に大きい影響を与えます。
特に、歌は心豊かになる早道です。
心身の健康のためにも、歌を歌うことはとても健康増進に役立ちます。
プンプン怒っていては美しい歌声は出ません。
全身全霊を込めて集中して初めて、感動的な透明感のある合唱になります。
自分勝手に歌うのではなく、ひとの歌声をよく聞きながら合わせて響かせる
すると、2部合唱や3部合唱も美しくハモるのです。
さて、2010年のテーマは『いのち』です。
コンクールですから、入賞を目指すのでしょうが、結果の如何に関わらず
日本全国で、『いのち』を歌い、充実した日々を過ごす子ども達を心から
応援したいものです。
いつも 心に太陽を、唇に歌を!
あらしが ふこうと、
ふぶきが こようと、
天には黒くも、
地には争いが絶えなかろうと、
いつも、心に太陽を持て。
軽く、ほがらかに。
自分のつとめ、
自分のくらしに、
よしや苦労が絶えなかろうと、
いつも、くちびるに歌を持て。
なやんでいる人には、
こう、はげましてやろう。
「勇気を失うな。
くちびるに歌を持て。
心に太陽を持て。