緑ヶ丘・第二幼稚園 最新かがやき日記

緑ヶ丘・第二幼稚園のかがやく子ども達の成長を見守り、親も教師も園長も子どもに負けず共に成長する日々を綴った日記です。

実りの秋!稲刈りしました。

2011年10月18日 20時50分36秒 | 教育

平成23年10月18日(火)秋晴れ

爽やかな風が吹き抜ける秋らしいお天気になりました。

午前中は、園庭の『田んぼ』は、実って来たの収穫の時期を迎えました。

垂り穂(たりほ)を詠んだ次の句は有名です。

  実るほど頭を垂れる稲穂かな

 今日は、年長組全員で、を手に持ち、稲刈りをしました。

担任の先生や園バスの運転手さんたちに手を添えて貰って

慣れない手つきでしたが、力をいれて刈り取りました。

 最近では稲刈りも機械を導入して、割合小人数でおこなうのが

当たり前になってきましたが、昔ながらの稲刈りは

家族総出で、数日がかりの作業でした。

 人数がたりなければ親戚や近所の人たちに手伝ってもらって

あるいは、隣村や近郷から人手を雇い入れておこなわれていました。

むかしは農家が多かったので、稲刈りの時期になると

小学校がお休みになりました。

子供の手を借りるほど忙しかったので、小さい子供は田んぼへ

お茶やお昼ご飯を運んだり、落ち穂拾いをして手伝いました。

でも、農家が少なくなった今では、このお休みはなくなりました。

昔は、稲刈りが終わった田では

タニシの一種であるツボを採りました。

ツボは蜂の子とならんで二大珍味とされ、味噌汁にして食べます。

農薬が広く使われていた頃はツボもいなくなりましたが、

有機栽培の田んぼでは最近また採ることができます。

 

稲を刈るときの注意点


刈り取る田の大きさや刈り手の人数にもよりますが、田んぼのはしから

お互いに2グループに分かれて逆方向でおこなうと効率が良いです。

刈り取った稲は進行方向の左脇に置きます。

こうすると刈り手にとって稲を置きやすく、稲刈りが手早くできます。

1、刈るときの稲の持ち方  

下のイラストで、稲の持ち方は左のように持つ。

右のようではひじが上がってしまって手元が見えにくいので危ない。

親指を切ってしまうこともある。

   
2、稲の束ね方

3株くらいの稲を一つに束ねます。

束ねた稲を藁(ワラ)でくるりと巻きます。


藁の両端を交叉させて撚(よ)ります。

よったワラを輪の中へ通してできあがり。

 
 
3、稲の干し方

最後に、束ねた稲を乾燥させます。

稲の干し方は地方によって様々ですが、

稲干し具を作ります。


ハザは、まず3本の木で三脚を2組作って、

その上に長い竹竿をのせます。

この竹竿の上に刈り取って束ねた稲をかけていきます。

立てるハザの本数は田の大きさによってちがいます。

稲束を半分に分けてかけた後、

前の稲束ときっちり重ねて安定させます。

   
4.脱穀(だっこく)

稲を数週間干した後、

脱穀(だっこく)して、玄米にします。

玄米とは、モミからをとっただけで精米していないお米のことです。

落としたモミガラをトウミ(唐箕)に入れて

わらくずやちりを取り除きます。

まだ穂についているモミガラをとるためにたたき棒で叩いて、

それをフルイにかけます。一粒もお米を無駄にはしません。

残った藁(わら)藁細工用にとっておきます。

わらはお米をとったあとの茎の部分で、

昔の人はわらでワラジ米俵やお正月の注連飾りなどを作ります。

稲は無駄なく全てが使われます。昔の人の知恵ですね。

 

全員、真剣なまなこで、手元を見ながら 

稲刈りに集中して頑張りました。

刈り取った稲は、先生達が、竹でこさえた「はざ」に架けて、

今、園庭に天日干しにしています。

 

よく乾いてきたら、来月脱穀します。

その後、試食の予定です。

子ども達はとても、楽しみにしています。

生きた食育で、食べ物への感謝の念を育てます。

 

    おしらせ 

先週~来週は、短大生が教育実習に来ています。

年中組を中心に実習いたします。

幼稚園教諭免許の取得のために勉強中です。

どうぞご理解、ご協力くださり、もし実習生を見かけたときには

あたたかい励ましの言葉かけをお願いいたします。 

 

10月20~21日の2日間は、熊西中の1年生が

勤労体験学習に来ます。

幼稚園教諭を目指して頑張ります。

                                   

♪ おしらせ♪

     今度の日曜日、10月23日(日)午後2時~

年長組全員は、なかまハーモニーホールでの

チャリティーコンサートに出演します。

保護者の皆様、どうぞ応援をお願いいたします。

このたびの入場料は3歳以上は500円で、

会場費その他の経費以外の収益金はすべて

SESA(セサ)と

東日本大震災被災地の復興支援のために

寄付されます。

子どもたちなりに、力をあわせて一生懸命練習に励んで

素晴らしい歌声になりました。

ご多忙とは存じますが、

ぜひともご理解と あたたかいご協力をお願いします。

なお、子どもたちは

午前中にリハーサルがあります。

園バスでお迎えに行きます。

コンサートの終了後解散します。

終了予定は4時頃です。

どうぞ、ごゆっくり最後まで

他のコーラスグループの歌や楽器演奏をお楽しみください。

 

  おしらせ 

 園児募集

平成24年度の新入園願書は、 

10月1日から配布しています。

 11月1日午前8時から願書の受付をいたします。

 満3才組・2年保育は、募集人数が少ないので、お早めに!

定員に達し次第に受付を締め切ります。

  

 子育て支援の満2歳児「たんぽぽくらぶ」は、

随時受付をしています。

 親子で見学して、詳細は、遠慮なくお尋ねください。

 見学は、随時,日常のありのままを見学出来ます。

  園外保育に出かけて留守をしていることもありますので、

     朝、電話してからお越しください!

         TEL093-631-3939

                      

 



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